たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
現代のリアルロボットとして頑張ってはいるが。。。。
ロボットアニメというジャンルが衰退していくばくの月日が流れただろうか。。
一時期はアニメと言ったらロボットアニメというくらいアニメのシェアを独占していたが、昨今のアイドルブーム然り。。女性向けのアニメも出てきたりなんかしてめっきり減ってしまった。。。
昔はそれこそ骨のある脚本で唸ったり、作画で燃えたりしたものだがそんなアニメオタクももはや時代遅れの産物である。。
そんな世の中で、この「アルジェヴォルン」はリアルロボットを現代的に復活させるとどうなるかという命題に挑戦し頑張ってはいたが、第一話と第二話までで力尽きたのか。。後半につれ作画が荒れたり、心理描写や関係性も雑になり、ストーリーも盛り上がることなく尻すぼみに終わってしまった。
まず主役ロボットのデザインが素っ頓狂に明るくて、ミリタリー要素のある他の機体から浮いている(他の期待との差別化を図ろうとしたのかもしれないが)し、実際じゃあの細い機体だと立っていられるのもこんなんだろう。重心はどこにあるのか?もし仮に自己制御機能があったとしても、あれだけ細いと殴ったり蹴ったりしたら逆に壊れやしないか?(質量の問題)
などなどロボットアニメオタクはこれだから嫌だと思われるかもしれないが、3DCG技術が格段に上がった時代だからこそ成せる新たな道は残念ながらこの作品にはなかった。
しかし、今衰退しうるロボットアニメのなかでどうにか復活しようともがいているのはわかったので、今後に期待したい。