四文字屋 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
亜人と人が織り成す、ほのぼのとした日常に、ちょっとした感動要素もあって、上出来の脚本で、
この時期(2017年1月クール)何故か、亜人(デミ)だけでなく、
天使だったり、ドラゴンだったり、とにかく人間界は、
人でないものと共生してしまっていた。
7月クールにも同系統作品があるし、この設定のアニメが増えている感じが・・・
ジャンルとして確立したってことかな?
そんな中、出色なのが、この「亜人ちゃんは語りたい」。
こういう設定だと単なるコメディになり勝ちなところを、
構成と脚本の力量で、しっかりとした日常学園ドラマとして
成立させることに成功している。
なにしろ台詞回しがうまい。
いちいち小噺だったり落語だったりして。
高1デミちゃんズのCvがちょっと力量不足になったりもするけど、
諏訪部氏の安定感と、ベテランピンク声優日笠さんの力演で
しっかりカバーしてるのも微笑ましく。
で、安心してのんびり観てると、
最後のほうで、ちょっとホロッとさせられたりして。
亜人だけでなく、人だけでもなく、生きものが愛おしくなる。
そんな作品です。