howknow さんの感想・評価
4.0
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
主人公が主人公していない、秀逸なコメディ作品
タダクニ? 主人公はヒデノリだと思ってた。
この物語には、『女の子』成分を求めてはいけません。
もちろん魅力的な女性キャラは登場しますが、主人公とバカな友人たちによるドタバタコメディ(体を張ったコメディ)が主なストーリーラインになります。
何故か同じことを繰り返しているだけなのに、じわじわ込み上げてしまう笑い。
二周目はさらに楽しめます。内容が分かっているのに。
少しネタバレ含みますが、私が思うこの作品の良さ。
{netabare}
作品の概要としては、
地味、もてない、フラグクラッシャーな主人公とその友人たちは、女の子との出会いフラグが立ってもへし折ります。
彼女ほしー(棒読み)といいつつ、肝心の場面では余計なひとことが目立ち、だからもてないんだよというツッコミ待ちの作品です。
小喜劇として、作品に挟まれている短編が特に楽しいのです。
例えば、文学少女(笑)との出会いもまた、見逃せない。誰だよお前らという、キャラを被せてくるモブも捨てがたい。
全ての小喜劇群を楽しめなかったとしても、どれかにヒットすれば楽しいと思ってしまう。
そんな「数打てば当たる」という漫才にも通じるギャグコメディの本質を体現するこの作品は、やはり秀逸な作品なのでしょう。
{/netabare}