ヒロウミ さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
孵ったばかりの雛のように産な命は軽くて儚い
2019/7/19【満足度再評価】
2018/2/4【再視聴&タイトル変更&完走レビュー】【酷評閲覧注意】
やはり全てにおいて軽いですね。俺TUEEEE!系の作品もハーレム系の作品も好きですがやはりトラウマとなったこの作品の軽さは異世界系を遠ざけた一因なのは変わりなかった。
13話までの感想は中断レビューそのままで本当に構成がひどい。命が失われかなり重要な事柄もチョロすぎる描写とトラウマ風な描写も相まって軽い。あくまで「風」程度でしかない。タイトルには儚いと書いているがそれすら無い。だから頻繁に死ぬモブの命は軽くイチイチわーわー言ってる「だけ」の主人公が持つトラウマも軽い。だから愛だの結婚だの家族だの語ってるが軽い、チョロい。これは本当の「子持ちししゃもだ!」と言っているがそれパチもんししゃもやんってな具合い。この作品で最も重要であると思われるアスナとユイとの関係構築もあっさりしすぎてて感情移行にプロセスの描写がちゃっちいので妥当性が無くお子さま過ぎて苦笑いしかない。おままごとごっこだよな。だからか所詮ゲームってお手軽感しか感じなかった。言ってるだけで行動が伴わないだけの物語には喪失感、危機感、歓喜感全部偽物にしか感じれなかった。擬似的にその揺さぶりがあってこそ人の心が動くもの。伊勢須磨か?と思うぐらい良い方へ心が揺さぶられることは無かった。
アニメ単体の魅力は作画力以外には無く他のコンテンツに絡んだファンじゃない限りないこの作品に入れ込む要素は皆無に等しい。
バトル作品としては?チョロい敵なんだからギャグ要素なけりゃおもしろいわけがない。作画は比較的綺麗だが特筆するほどの目新しさはない。
ゲームとしては?キリトが強くなって行くのを省きまくってるからただの俺TUEEEE!戦略も何もない。□ボタンを押してりゃ誰でもクリアしちゃう作業系クソゲー。にゃんこ大戦争のほうが難しいぞ!
ラブロマンスとしては?前述したとおりごっこでしかなく全く面白味が無い。
ストーリー設定、作画は素晴らしいのに構成と言うかサブストーリーの起承転結の起と転が無いのでイカ飯のイカ抜き。言うなればただのイカ臭い醤油味の飯かな。肝心のイカ臭いイカが無ければイカ飯としては物足りない、そんな感じ。
だから13話までは本当に退屈でしかもお遊戯に苦笑いするしかなかったので粗ばかり探しちゃいましたね。ツッコミどころも満載で腕をわざわざ盾代りにする必要なかろうとかアスナとやるのか?って時にはまず風呂入れよ!とかボスに苦戦しているふりをしていていくらでも仲間の大切な「命」を救う余裕があるのに救わないのはストーリー酷すぎるやろとか色々余計な思考に溢れちゃいましたね。一番おかしかったのは寝たきりで体が痩せてないアスナですね。喉に穴も開けてない流動食すらとれない環境でなんでたろうね!主人公ガリガリになったのにね!ってなると本当にいかん。純粋に楽しめない。
それでも14話から始まる後編は軽いなりにテンポも良くなりかなり見やすくなりました。それでも相変わらず後悔大好きキリト君は学習してませんけど。
ってかユイとスグハのキャラデザもうちょい離せばええのに被ってるやん。ロリ着痩せ巨乳で離すより顔で離せよ!それでも最終的に本筋の物語の展開はキレイにまとまってて良かったです。2期もわずかながら興味が湧きました。
主人公最強、ハーレム、ご都合主義ストーリーは私は嫌いではありません。と言うより好きな部類です。アニメだしね。非現実的で当たり前だと思っています。が、スッカスカなストーリーの枝葉で異世界冒険作品を遠ざけたトラウマのようなこの作品の2クールはやはり苦行。面白味と言う名のうま味がとても少なく長かった!
この作品の魅力とは何なのか?A-1 Picturesが描く丁寧な背景と女の子キャラを愛でる作品。それ以外にありません!
以下過去中断レビュー
{netabare}
【9話視聴後中断】
ストーリーが断片的で繋がりがあるような無いような。主人公最強アニメで異常なレベルの上がり方もするけどいつの間にか上がっててその経緯は分からない。バトルシーンもありきたりで作画も飛び抜けてるのは背景のみ。ってのが正直な感想です。
クリスマスのシーンは感動的でしたがそのセッションの時間がかけられておらず惜しい感じかな。アマガミSSみたいなストーリー構成と展開で主人公に感情移入できなかった。ストーリーを詰め込もうとしすぎ、重要なプロセスを端折り過ぎ感がめちゃありました。1日数話見たら飽きちゃうからのんびり更新します。
【11話視聴後中断】
やっぱりストーリーが具が無い巻き寿司。しかも所々海苔まで無くなって酢飯ですら無いところもあって。ついでにぶつ切りして所々無くなってるんだよ!って感しか残らない。キャラクターを出しては消してを繰り返してるからか?
バトルアニメとして見ようにも標準的な表現で特筆すべき点がない描写だからやっぱりキツい。書かれてるほどハーレム感は無い。端的に言えばのっぺらぼうな作品かな。当たり前を当たり前にしか表現されていない。本来、当たり前にも魅力はあるのだがこの作品の当たり前には色を感じない。{/netabare}