お茶 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ユーフォと久美子と媚びない京アニ
やっと見終わりました。
観ていてですね、1期金賞を取って始まった2期とは全然思えなかったですねw
正直、何なんだこの昼ドラ!とまではいかないにしても、この部内の確執の継続は異常と思っていました。1期でも予想を超えたこの確執劇でしたが、2期ではさらにそれを超えてくるとは。嬉しいところは嬉しいと普通に感じたいところを、本作は容赦なくその嬉しいモードをさらりと切り替え、次に移る。それでいても感動ところは多数あるんですけどね。
さて、これはどこが見所なんだろーと考えていたのですが、まあ視聴者に媚びずに魅せたいアニメを見せるということなのかな、と感じました。いやだってこれまではいなかったキャラが登場してわざわざ確執劇を展開したり、家族の間柄であったり、ここまでする必要があったのかな、と正直に思いました。それでも、京アニの媚びない確執劇なるものを、有無を言わさず見せられた気がしました。(原作はあるのでしょうけども)
ただちょいちょい感じていた杞憂が本筋ではないかという懸念が確信に変わっていきました。自分の中では。いやまああくまでもネタですよw
それは黄前久美子という主人公らしからぬ主人公と、ユーフォニアムという楽器に、スポットを当てているという当たり前を、すんごく面倒くさく表現した作品であるような気がします。
ユーフォニアムっぽい人とはhttps://anond.hatelabo.jp/20161201034842参照
いろんなものに馴染む人。適応力が高い人例えばクラリネットとトランペット、オーボエとサックス、このあたりを繋ぐのがユーフォの音。吹奏楽以外ではなかなか見かけないが、吹奏楽で音の混じりあいを考えるととても重要になる楽器(なので主人公ユーフォなのかな)混じるので地味だと思いきや、主旋律とは違う副旋律(または対旋律、裏メロ)を任されていることも多い。金管の中でも柔らかい音色なので音も澄んでくる。心優しく、素直で、そしてそれを演出できる計算して生きていくタイプ。とあります。
なので、この確執劇をことごとく解決に導いた、久美子の演奏以外でのユーフォニアムが響いていました。
単純に久美子を観ていてほとんどがダル顔であったり、変顔であったりした久美子が、恋しくもあり、中々生まれないキャラかと感じます。修一との関係性も媚びなすぎw
物語としても、各キャラオムニバス形式っかいって位の移し方と確執劇を、全国にかける思いを皆の願いに換え、元気玉エンドはマジで泣きましたよ!{netabare} ~卒業まで{/netabare}描いちゃうなんてズルいですよw