たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
特撮作品に予算が回らないため
特撮作品とアニメだとどちらがお金が掛かるかというと、圧倒的に特撮である。
最近の特撮はCG処理をしたりなんかするのでそれだけでもアニメと同じくらいの予算が必要だし、俳優よりも声優、ラバースーツよりもCG処理されたスーツの方が経済的に安い。
ので、昨今少子化でただでさえ子供の数が減り、特撮が滅びつつある中で、予算を削られて出来上がるのがこういったアニメなのである。
アニメーションの重鎮、庵野秀明監督が特撮の衰退を危惧して「シンゴジラ」を作ったが、おそらくゴジラ以外の作品だったらまともな予算は出なかったであろう。
この作品は「コードギアス」でお馴染みの谷口悟朗さんが総監督しているだけあって、ストーリー構成の破綻や、作画の乱れなく安定している。流石である。
しかし、新しい試みは一切見られずこの作品も「タイガーアンドバニー」の焼き増しと言ってしまっても過言ではない。
料理で例えると、すごく薄味の味噌汁に具に長ネギが少々入っている質素な作りである。
おそらく予算が減少しているから起こった結果であり、放送枠の穴埋めのために作られた擬似的な特撮番組という以上の評価はない。