ヒロウミ さんの感想・評価
1.9
物語 : 2.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
様々な作品の土台となろうとも名が残らなければただの土
【酷評閲覧注意】
00年代駆け出しのこの作品はコードギアスやらそらのおとしもの、スクールデイズでオマージュされてそうな場面が多数。
しかしながら単体としての魅力は全くない。イビツな始祖はイビツなまま。そのオマージュしたものもイビツなもので。
アニコレ外で強く推し進められてたのだが10回目にしてやっと1話をクリア。その後OVA含め無事完走。
「もしも彼女が最終兵器ならば」というifの視点で見たならば主人公の葛藤する様子や周囲との人間との関連性など「そこだけ」は見所はある。心情を表したカットや流れなど監督は必死だったんだろなぁ。
が、それ以外は本当に酷いもので。「この星の最後のラブソング」と銘打ってる割りにその落ちは実に陳腐。物語もifの部分がしっかりとした背骨なのに肝心の肉付けが下手くそ過ぎて子供だまし。
最終兵器(軍事作品)なのに周辺諸国との政治的描写、戦闘描写はほぼ無い。致命的なまでの欠如は安直に「苦しみ」を書き足してるだけの物語は不細工でまとまっていないため納得感皆無。物語が安すぎで軽すぎだわ。
リアル系(日常)物語に「世界がそうなった理由や根拠」がない作品は他の要素が押しきって良作となることも多々あるがこの作品はif要素以外が丸で力不足で苦笑いが絶えなかった。OVAで補完されるのかと思いきや全くの蛇足で見る価値すらない。OVAでの作画はましだがこの作品での戦闘描写はコードギアスより劣悪で言うこと無いぐらいの最低レベル。
キャラクターデザインもイマイチだ。常にほほを赤らめてるの原作にならってんのか?変。クッソ寒い北海道で薄着だったりめちゃくちゃやん。
輪をかけたようにヒロインと一部を除いたほぼ全ての声優さんの体育祭アナウンス演技が笑えるレベルのもの。特に主人公ナニコレ?萎え萎えにしてくれるド下手な演技に「泣ける」要素がどこにあるのか全く分からんかった。アケミの親父と主人公とのやり取りは唯一グッと来たが演技じゃなくシチュエーションなんだよな。
OPEDも歌が下手だし00年代なのに10年落ちしたような絵の下手さだし声優さん下手だし物語の設定も下手だし。
元々あったはずの素材を周辺要素で見事にぶち壊しているこの作品。だがコアなファンを多く持ち「泣ける」作品としてそれなりの位置にあるのだが。OVA含め私には落書き過ぎた無感動作品であることに完走しても変わらなかった。
薦めてくれた知人にはレビューをハッキリと伝えるつもりだ。超展開があれば「悪くない駄作」。無いから・・・。
【以下過去レビュー】
{netabare}
[1話15分切り3回目]
古いとゆうよりキャラクター描写が酷すぎますね。まともな会社がまともな労力を費やさない昔の18禁エロアニメみたいな感じですね。顔や気持ちを表す声優さんも主人公が酷くて耐えきれませんでした。
レビューから察するにストーリーの地力がありそうなので見たいのだが・・・。アニメというよりもラノベを見るつもりでストーリーのみに着眼できる上級者向けの作品なのかも。あ、ラノベ見たことないや。
鬼門の1話をクリアできたら再度レビューします。{/netabare}