oneandonly さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ライトに楽しめる要素の多かった作品
世界観:6
ストーリー:5
リアリティ:4
キャラクター:6
情感:6
合計:27
“超能力”をカリキュラムとする学園都市に“魔術”を司る一人の少女が空から降ってきた。『インデックス(禁書目録)』と名乗る彼女の正体とは……!?
(電撃文庫紹介文より)
3話まで見たところで1年くらいそのままにしてしまった作品でしたが、重い腰を上げて2クール24話を見終えることができました。
私はレールガンの1期から見ているのですが(あにこれでの評価が高かったため)、新しい登場人物がそっちで出てきたキャラである場合(「じゃん」キャラいたー! みたいな(笑))には理解も早かったです。
インデックスや月詠先生の萌えキャラ、御坂のツンデレキャラ(ハーレム要素はあるもののキャラが多彩で辛くない)、所々での微エロ要素、異能の力を打ち消すという、他のよくあるものとは異なる形で提供される主人公最強、適度にギャグとシリアスが調和したストーリー{netabare}(エンゼルフォールのラストで土御門が死ななかったところは、シリアス重視派の自分としては、そういう作品なのねと理解したポイントでしたが){/netabare}など、アニメを楽しくする要素がいくつも組み合わさっています。
リアリティ面では、インデックスの登場の仕方やそのキャラクターなどから、序盤のうちに細かいことは気にしないモードになったのですが、ここはどうかと思ったのは{netabare}アクセラレータの実験。2万体の御坂妹が作られ、1万体が既に殺されているという話ですが、1万体は、1日1体殺しても27年かかる計算になります。学園都市にいるのでアクセラレータは10代なのでしょうし、御坂妹も遊んでもらえる程度の強さはあるわけで、これは設定ミスだろう。数はいくらだって良かったはずなので1000体作って500体殺し済くらいが妥当な線では? と、そもそも考えてしまうことにも違和感がありますね。こんな実験が倫理的に許されるとは思えないし、やるとしても街中でやれるわけはないです。1万体殺したアクセラレータを善人の面もあるみたいな方向に持っていってもなぁとも。{/netabare}
でも、{netabare}そんな最強のアクセラレータに立ち向かう上条当麻にこちらも熱くなったし(あんなに息切れした状態では無理と思ったが)、後半の御坂との接近、ツンデレなども楽しめました。当麻は何て言ったのかが気になって見進められたのですが、{/netabare}このまま2期、そしてレールガンの2期も見続けてしまいそうです。
普段アニメを見ない一般層には推奨できませんが、売れているだけあって、ライトに楽しむには良い作品だと思います。
(参考評価推移:3話3.3→13話3.5→14話3.4→19~24話3.5→調整3.4)
(2017.8視聴→2019.1調整)