ピノ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ミステリとしても秀逸
一言にミステリと言っても、大きく2つに分けられると思います。
一つは、アガサ・クリスティ等に代表されるような、犯人やトリックが中心となるような古典的なもの。もう一つは、東野圭吾等に代表されるような、犯行の動機や経緯が中心となる比較的最近のもの。
本作は、そのどちらのファンにもアプローチできる、とてもしっかりとしたストーリーになっていると思います。
「リバイバル」と呼ばれるタイムリープが本作の核となりますが、ミステリとしてはチートとも言えるギミックでありつつも、そこまでの万能さは与えず、二転三転するストーリーは緊張感があります。
体は子供頭脳は大人、な設定は既視感がありますが、主人公の母親役に高山みなみさんが配役されている辺り、ニヤリとする部分もあります。
少年役のイメージが強い方ですが、大人の女性として、物語終盤、主人公にかける一言はとても印象深かったです。流石。
原作は漫画で、細部やラストが異なりますが、個人的にはアニメの終わり方の方が好みでした。