ヒロウミ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
周回不向きな面倒臭さ。それでも優しさは愛に溢れる。
だーめだめだめ~!だめだよべいび~な物語。
このシーズン間はかなり暇。と言うか一気見派の私は最終話がくるまで基本見ない。毎週待つのが面倒、イチイチ覚えていれない!ってのが理由なのだが本当見るものない。
1クールでレビュー書けるほどちゃんと見る作品って2~3作品程度。あとは1話切りだったりゲームしながら横のTVで垂れ流したり、見てても中身が無さすぎて書きようがなかったり。
で、マジレビューしようかと本腰入れて見直した3周目。
ダメだ、やっぱりキャラクターデザインがオタク向けであかん。ストーリーはそれなりだしアイテムや世界観のデザインも良い。けどやっぱりキャラクターデザインが臭い。ロリコンが好みそうな幼稚に作ったデザインと大人なストーリーのミスマッチはこの周回で決定的に私の心を遠ざけてしまった。親和性、妥当性ってやっぱり大切なんだよなぁ。
ちなみに後半のOPEDあんまり好きじゃない。OPなんて何で語り入れてんだろね!前半のOPEDは独特な中毒性があるのだが・・・。
そう、結局心が離れると手抜きレビューしか書けなくなる。1話切りする作品ほどではないが愛は無い。花澤補充し直しや!
評価は花澤補正バリバリです!
【以下前回レビュー】
{netabare}何かをする事が「生きること」なんだ。
今さらストーリーを書いても仕方ないんで4話まで試しに見てください。そこでハマれば完走は簡単です。
初見の際は深夜アニメをちゃんと見初めて5本目程度でした。最初は子供じみたキャラクターデザインやヒカルの押し付けがましく、恩着せがましい行動に嫌悪感を抱きイマイチでしたが最終的にハートフルなストーリーにたくさん涙したことを覚えてますが思ったことはそれだけでした。と言うよりも色々吸収しきれずに覚えてないだけだと思うんだけど。
2周目となった今回はクリエイターの生み出す力に大いに感動しました。細やかな背景や何となく気になってしまう手の込んだ周辺アイテム。キャラクターの感情豊かな描写に声優さんたちの引き込まれる熱演、それと共に情緒を深く広くしてくれる劇中音楽。何よりも深く考えずに見ていても心にストンと落ちてきて鷲掴みしてしまうストーリーと展開とその設定。全部が充実している作品だからこそ多くの感覚に響き補完してくれる。不満を強いて言うならばOPEDの歌詞をもっと簡単に作品に近づけて歌声の通る方ならばOPEDでボロボロ泣いちゃうでしょうね。メロディラインだけじゃあ泣けても心に残らなかったかな。悪くはないんですけどね!
改めてこの作品の良さに気がつけたのだがこのキャラクターデザインってアニメをほぼ見たことが無い、普段から見慣れてない人にはなかなか受け入れがたい生理的反応が大いにあると思う。私も初心者だから分からないがカワイイを媚びたような表現を「萌え」と言うのかな?ただのロリコンだらけの変態文化とだけの枠には無いのだが入口が狭くなってしまうのは事実。最初に生理的な拒否反応を抱いてしまったらその後の挽回はほぼ不可能。深夜アニメだからこそのデザインなのだろうがもっとたくさんの人に受け入れられるものになれば色んな人に紹介できるのだが。日本は特にマイノリティを「恥」という価値観に落ち着かせ易いので尚更ですね。「今」の私は何とも思わないんで本当にもったいない!
何が良くて何が悪くて何がダメなことで何が良いことなんて本当はどーでもいいことで素直でもいいし人に嘘をついてもいい。自分の気持ちに向き合える事が本当に大切なものなんですよね。その姿は輝かしく周りの人を幸せにしたり不幸にしたりして人生を豊かにしてくれる。それに気づきながら大人になっても大人になればなるほど盲目に鈍感になっていき、ふとした時に自分を見失う。そのときに自分が真っ直ぐだったり素直だったりしたころの自我が目覚めた反抗期のころを思いだして今の自分が良いものなのかと疑問を抱く。初見のときにこの作品はそんな心をすっきり整理させてくれた道しるべとなってくれたものでした。そして今回も本当に素晴らしいストーリーに改めて、そして新たに感動させてくれました。
釘宮さんのキーキー声はちょっと疲れやすいけど花澤さんのキーキー声はやっぱ良いよね!うん、ホント良いよ!主演に今回初めて気付いたのはナイショの話し。{/netabare}