ヒロウミ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
四半世紀を生き長らえたパイオニアの終着点へのカウントダウンは本物なのか?
様々なところで名前が挙がり、生み出した多種多様なファンと考察は未だ推測の域を越えず。その答えこそこの作品が評価されるべき終結まであと1年強。
中学のときにこの作品をゲーム友達と一緒に見て衝撃を受けた。喜びも悲しみも嬉しさも怒りも大して無いのに引き付けられる物語。恐怖はないのに大きな不安が沸々と湧いてくるのに何故かそれが興味へと変換され何度も何度も見直した。結局「なんのこっちゃ!」でしたが。
そう、25話と26話のカタルシスが行為を寸止めされたかのような壮大で謎多き締めくくりをしている。これこそこの作品の「始まり」の要素となったことは多分にあるだろう。頭の中は「格好」と「恋愛脳」にあふれた中学生の教室ではこの作品の話題にあふれていた。
一つの世代に起こした大きな社会現象は一定の治まりとなってしまった。未だに多くのファンを抱え、沢山の版権製品を抱えるこの作品が名作となるのか迷作となるのかという答えはもう少しだろう。
何度か考察しようと思い色々なサイト見たりしてたのですが自分の小さい脳ミソだと処理しきれなかったので止めました!やっぱ分かりにくいわぁ、もうややこしい。
神と天使をモチーフとした要素だったりロボットのような怪物だったり、哲学的なような生理学的なような・・・。語彙力と考察力のない私には色々な物が頭の中でごっちゃ混ぜになってしまい上手く説明できないのにそれらは綺麗に美しく並んだ物語の世界。
20年経過したとは思えない作画にそんな綺麗な物語と並みから抜けてる演者に劇中音楽があればそりゃ無敵艦隊です。
改めて見てみると今の作品はやたら声優さんの量が多いがこのころはまだ兼ね役も多かったんですね。今の声優さんとの違いをまざまざと感じた気がした。
中盤までは名だたる制作会社が外注を受けていたこの作品だが終盤には韓国の会社が入ってて意外だった。序盤に比べて絵に魅力が減ったのはそれが原因か?
しかしメカや街のデザインなど未だに古さを全く感じないこの作品、リアルタイム補正が大きくあるのかもしれない。
未見の方は是非とも見ていただきたい、このロボットアニメの枠を越え色々な作品に影響を及ぼしたであろうレジェンドを。
勿論酷評となろうとも不快には思いません!