ヒロウミ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
語り劇場から深みある群像劇へ
人は白々しく黒々しい。そこから始まりそうであるからこそ終わる物語。
このセカンドシーズンはこれまでの化物語、偽物語、猫物語黒の伏線回収と登場人物たちの成長をメインに描かれた物語。と、さすがにここまで見てる人たちであれば説明は不要でしょうね。若干背景作画が変わったのは気のせいかな?
それぞれが魅力ある物語でしたが語りはやはり減っていくのが少し残念。それでもしっかりとしたストーリー、伏線と回収、視聴者に想像させるところがとても多くあるから面白いし1話1話がいつの間にか終わってしまう。
タイトルの意図が理解できていない恋物語。今更ながら戦場ヶ原と貝木はずっとお互いに思い合う存在であった、だからこそお互いが他の人間に見せない表情をするのか。お互い惹かれても問題を解決出来ないから怨み怨まれる関係でいた、だからこそ白々しく黒々しいのか。なーんて結局のところ分からず終い。ググれば簡単なんだろうけどやっぱそういうのは野暮ってもんでしょうね。
私はどの物語もグッと掴まれてしまう脆い人間ではありますが全ては20話の一言「噛みました」にありますね。花澤さん大好きなんだけど物語シリーズの八九寺には弱いんですよね。ロリコンじゃないけど。
今回も全ての声優さん達の怪異がかった熱演に楽しませていただきました!特に花澤さん!これから出番減るんだよなぁ。