第3の男 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
過大評価
key作品の中で最も人気があると言われているCLANNAD。
確かに泣けたシーンはあり、主人公の成長がすごい著しく現れている作品であった。
泣けたシーンは主に三ヶ所。
1 渚の死亡
2 汐との復縁+渚の回想
3 直幸との復縁
主題歌の時を刻む唄、TORCH 挿入歌の小さな手のひらもとても素晴らしい曲であった。
ところが、私はkey作品の中ではそんなに感動しなかった方である。
最大の理由は最終回。
智也が絶望に追いやられた世界から本当の幸せのある世界へ行くというオチだったが、これについては非常に物足りないと感じた。
理由としては、主人公は大切な人を失ったことによって大成長を遂げて行くのだが、最終回で死んだ人間を生き返してしまっては、最終回の前までの積み上げが全て無意味になると感じた。
最終回で生き返らせたものは少しムリがあったと個人的には考えている。
あと、CLANNADは人生という意見も数多くあるが、クローズアップされていた智也の人生は、ストーリー上ではせいぜい10年弱であるので、CLANNAD=人生というのは過大評価であると思った。