四文字屋 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世界観が素晴らしいうえに、絵もよくてグロの処理も上手くて、これは度し難い!
最初キャラデザが嫌で、見ないつもりだったのに、うっかり一回目を見たら、背景美術の作り込みとか、世界観とかの見事さに完全に嵌まってしまった。
作画・動画ともに安定してクォリティ高いのも安心して見ていられる。
内容は実は十分シリアスだし、グロテスクな描写や設定も多々ありなんだけど、そうなればこそ、このお子様アニメ風キャラデザインでバランスをはかってるのかも?
「度し難い」なんて言葉、使ったこともなかったけど、これは、アビスの世界観を指して言っている訳だね。
ホント、度し難い世界だ。
8/29追記。
重いなあ。辛いなあ。
この秀逸な美術と、主人公のキャラデザインの可愛らしさがなかったら。
で、主人公以外のキャラ設定の優しさと、演出の絶妙な匙加減がなかったら。
この世界はもう、やりようによっては、というか、普通につくったてたら、
完全に鬱系ホラーですよ。
ある意味みごとです。
で、評点の☆を全体的に上方修正。
これワンクールで終わり?
分割だかで2クールだよね?
最深部まで行けるんだよね?
なんだかもう、ドはまりして来てます。
9/11追記。
地上波でここまでやっちゃっていいのか?!
なんか凄いことになってる。
正視するのが辛いけど、
画面から目を離せない!
声優凄げえっ。メインの二人、入り込み過ぎてる。
っていうかもうキャラに憑依されてるのか?
作画の緩みもいっさい無くて制作のやる気がビンビン伝わってくる。
7月クールベストはこれで決まり。
10/2追記。
最終話、綺麗に終わりました。
物語はまだまだこれからも続くんだけど、
ひと区切りという点で、
いい最終回でした。
今回はナナチが主人公だったのね。というか、ナナチとミーティがね。
美しい作画がひときわ優しくて。
だからこその、ナナチとミーティの物語が悲しく綺麗で。
ド鬱な展開なんだけど、夢のようなファンタジー感に充ちていて。
電報船がオースに向かって上っていくときの、
一切台詞のない、リコとレグが来た途を辿って戻る描写。
万感の思いに、胸が満たされました。