※アニをた獣医師 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
互いに求めあいたい… 真実を知って…
この作品をアニメで見れるのはとても嬉しいです!
劇場映画だったと思いますが、
正反対の性格の2人が、互いに自分の欠けている部分を持っているそれぞれに憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。
「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意する。桜良は恋人や友人を必要としない僕が初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要されている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。
感動をよぶ純愛作品。それは悲しく儚くも目を離せないストーリーとなっていると思います。
正反対の二人、これがこの作品のいいところでもあります。ないものを求める二人。
君の膵臓をたべたい。{netabare}
君のような人間になりたい、君を求めたように君のようになりたい、いや、君の膵臓をたべたら同じ人間になれるんじゃないか?それほど君を求めていた。そんな意味だと思います。互いに求めあった結果、最後二人が会えなかった 、だとしてもその思いは、君のような人になりたい、君の膵臓をたべたいという思いは伝わっていた。それこそ二人は恋愛や家族の関係を越えたものになっていたのではないのでしょうか… {/netabare}
小説を読んで、これまでにないくらい、良い気持ちになりました。自分のバイブルです!
原作の二人のなんともいえないキョリ、これをどのように表現するのか。二人の変わった関係。
そしてそれは二人に何を運んでくるのか。
小説を読んで、映画を見て、感無量です。
ここまで再現してくれてとても嬉しかったです。
お互いに交錯しあって、求めあって…
最後まで見届けてあげてください。
彼と彼女の想いを理解してあげてください。