ヒロウミ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
暁の地平線に勝利を刻むのです!
2017.12.03【追記&再評価】
放て!勝利への想い!轟け!歓喜の咆哮!
この作品のストーリーは超平凡です。少しだけ非現実的な部活が主体となっている日常ストーリーで特段語るほどのものヒューマンドラマはありません。
なぜこの評価なのか?それは戦車と戦車の熱いバトルにあります。アンコウさんチームへの多少の能力の偏りがあるものの作戦、行動、結果は納得のものです。なぜ弾が当たらないのか?二次世界大戦中の火器管制は作中にある通り超アナログ。お互いに動いていればほぼ当たらない。射撃手の手腕で命中率は大きく変わり射角、ウィークポイントをちゃんと突かない限りなかなか致命傷は与えれないものだったようです。更には運転手のあり得ないほどのずば抜けた技術まであればそりゃTUEEE!よ!
それでも主人公のチームは常に火力不足でチーム力としてはかなり劣る。そこから勝利をつかむための作戦はファニーなネーミングでありながら斜め上の展開で何度見ても面白い!戦いを重ねるたびに練度も上がりまとまっていくチームはいつの間にかキャラクターみんなが魅力的に感じます。
戦車もさることながら小ネタや小道具のこだわりもなかなかの物でライトミリオタが引き付けられた要因でもあるでしょう。
作画も終始安定しておりキャラクター描写で風や振動を感じます。萌え丸出しのキャラクターはアニメに慣れた人向けなのかな。背景描写はスーパーリアルではありませんがそれでも戦場の臨場感がしっかり感じられ白熱するバトルシーンは素晴らしいですね。
バトル作品として、ちょっとした夢のようなミリタリー作品として秀逸な作品。暇があればついつい見ちゃうぜ!ありがとう!dTV!
ただ、キャラクターデザインや声優さんのチョイスは深夜向け。アニメに慣れていない人にとってはただのオタ向け作品にしか感じないようです。誰か劇場版を一緒に見に行ってくれ!