◇fumi◆ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あの夏にもう一度咲いた花
2013年公開の劇場版「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」99分
監督 長井龍雪 原作脚本 岡田摩里 制作 A-1 Pictures
11年放送のテレビ版で芽衣子(めんま)が成仏したとされる日から1年後。
めんまが超平和バスターズのメンバーに残した手紙のお話。
とは言っても、全体の大部分がめんま登場時期の映像で、
1年後のシーンは全部合わせて20分くらいだと思う。
各自の回想シーンが織り込まれるため、結構時系列が複雑でテレビ版を見た後でなくては無理だと思う。
まず、1年後のメンバーの登場部分、素晴らしい映像、文句なしです。
物語は過去への憧憬のみなのでこれだけでは成立しません。
各メンバー特にゆきあつとつるこが美しく描かれていたような気がします。
背景の質感は今まで観たことが無い体験でした。
秩父ってこんなに美しい場所だったっけ?w
主となるのはテレビアニメの総集編の部分、劇場で11話全部見れたら素晴らしいだろうなあと思わせるくらいいいです。
過去の新規カットが少しあります。
テレビ版とは違うめんまが少しですが観れます。
反重力スカートも・・・いやこれはどうでもいい。
基本は総集編ですが30分くらい新規カットがありますので、
テレビ版で感動した人なら必見だと思います。
本当のファンならテレビ版の順序入れ替えだけでも大満足なのでしょう。
実はこの時期に観ようと決めていたのです。
すべて未見なら、テレビ版を観て1年後の夏に観れば、
人生とか時の流れとか大切な気持ちとかいろいろ思い出して、
心が豊かに満たされるような静かなる作品です。