ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
世界中の子ども部屋のドアは、モンスターの世界とつながっている♪
2002年公開のピクサー製作映画。
15年前の作品というのが信じられない!
実は今まで観たことなかったのですが、
人気シリーズなのも納得しました^^
90分ほどの作品です。
● ストーリー
モンスターたちが暮らす“モンスターシティ”。
モンスターシティの社会を豊かにしているエネルギーを生産しているのは、
“モンスターズ・インク”という大企業。
「世界中の子どもの部屋へ通じるドア」をたくさん持ち、
そのドアを通じてモンスターが子どもをおどかし、
子ども達の悲鳴をエネルギーに変換していた。
子どもを怖がらせる半面、モンスターたちにとって、
人間の子どもはとても恐ろしいものだとされていた。
子どもの悲鳴を集める業績No.1のサリーと、
サリーの親友であり、アシスタントであるマイク。
業務が停止した作業場でサリーは、
残されたドアから1人の女の子が
モンスターの世界に足を踏み入れてしまう現場を目撃してしまう。
周りに見つからないように女の子(ブー)を家に戻すため、
サリーとマイクは奔走することになる。
設定はとてもお見事!
ドアを変えれば行く子ども部屋も変わるというのは、
おもしろいし、夢もある^^
そして子どもたちを脅かすのがモンスターの仕事、というのは、
すっと受け入れられる設定である一方で、
モンスターたちが徹底的に子どもたちを恐れているというのは、
普段抱いているモンスターのイメージとはギャップがあっておかしい♪
設定はとてもいいけれど、
ストーリーは中盤飽きました。
幼いが故に己の危機など全く気にせず好き勝手動くブーと、
冷や冷やしながら行動するマイク&サリー。
そんな、似た展開がしばらく続いたからです。
なので、ストーリーの評価はそこまで高くありませんでした。
途中までは…!!
山場({netabare} ブーとのお別れ {/netabare})、
そしてラスト({netabare} 子ども達の笑い声を集めるという方向転換&ブーとの再会 {/netabare})へのストーリーの展開の仕方が私はとても好きでした!
幸せな気持ちになれるように物語を着地させること、
ピクサーの映画はとても上手だと思います。
この作品が好きになりました^^
● 声優
日本語吹き替え版では、
サリー役は石塚英彦さん、
マイク役は田中裕二(爆笑問題)です。
どちらもいい!
特にマイク役の田中さん、うますぎww
マイクはうぬぼれ屋なロマンチストで、独り言がとても多いのですが、
そんなめんどくさいキャラによくマッチしていましたww
● エンドロール
作中にも笑えるギャグが散りばめられていましたが、
私が1番笑ったのは、エンドロールです。笑
エンドロールで流れるのは、
NG集&作中シーンのパロディ。
いやもう、これ面白すぎるww
本編を見た人だけがおまけで楽しめて、
最後の最後まで楽しませよう!という製作者の心意気が素敵♪
● 音楽
【 主題歌「君がいないと」/ 石塚英彦&田中裕二 】
この作品のための主題歌というだけでポイント高いのですが、
また曲の完成度が高いのよww
歌というより、
サリーとマイクのかけ合いデュエット。
ここでも石塚さんと田中さんの演技が光っています☆
原曲聞いたことないけど、
原曲より完成度高いのではないかと疑っていますw
● まとめ
ピクサーの作品は、
年代を感じさせないですね。
この作品の前作である『トイ・ストーリー』も、
次作である『ファインディング・ニモ』も…。
公開されてからかなり時間が経っていますが、
今観てもかなり楽しめました♪
続編である『モンスターズ・ユニバーシティ』も楽しみです^^