◇fumi◆ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
21世紀初頭の美術系大学を舞台にした青春群像劇
2006年にフジテレビノイタミナ枠で放送されたハチミツとクローバー2期 全12話
原作 羽海野チカ 監督 長井龍雪 構成脚本 黒田洋介 制作 J.C.STAFF
1期はノイタミナ枠第一弾として05年に放送。全24話。カサヰケンイチ監督
本作は第5弾となる。
舞台となる浜田山美術大学は小平市にある武蔵野美術大学をロケしたもの。
ただし、浜田山に大学があるという設定で、主な舞台は杉並区になる。
恋愛物語となってるが、現代のイメージとはかけ離れた寒々とした進行で、
青春群像劇と言ったほうが近いと思う。
男女キャラはほぼ半々で、主に男性キャラの行動によって物語が進行するのは、
一昔前の少女漫画の設定に多いと思う。
画面に映っているのは主に男性キャラで、男性が好きな女性のことで苦悩するシーンが多い。
一応主人公は「花本はぐみ」(画家を目指す女性)だが、
数人の男性が気に掛けることが描かれる。
「はぐ」だけが甘い絵柄で、他はややハードなタッチの絵柄のような気がする。
スガシカオの挿入歌がイメージを決定づけているような気もする。
当時の少女漫画のギャグは異次元を覗いているようで面白い。
結論としてはアニメのレベルは高いが肝心の物語はいまひとつ。
当時の大学生の生態をリアルに描いたドキュメントとしては楽しい。
魂の作画こそが真の見どころ。かっこいいです。
まあ2期だけ見て評価してるのも思い上がりと言えるかもしれない。
山田あゆみの料理はまさに「超電磁砲!」
「本能がジャッジしてるんだよ」←ジャッジメントですね♪