ちゃろう さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
私的にこの作品は
ネタ作品の一つになっています。
感動する作品として有名ですが、小説、漫画、アニメ、ドラマ、映画を含めて私はこの手の作品で一度も感動したことがなく、どうしても冷めた目で見てしまいます。
これは作品がどうとかではなく私があまのじゃくな性格というのとドライな性格というのが原因だと思います。
お化け屋敷は全く怖くないけど心霊スポットは怖い、作られたものに恐怖を感じないのと同じように作られたものに感動はしないんです。
そしてこの手の作品の盛り上げどころで感情を爆発させるところが必ずあるのですが、そういうのもちょっと引いちゃうんです。
少し話がそれましたがこの作品もいわゆる作られた感動もので、当然私としては何一つ感動はしなかったです。
話も死んじゃった人が出てきて~って既視感のある話に感じました。物語的にも大体想像がつくなと思い見たのですが、最後の最後まで想像通りの話の展開で目新しさもなく、最終ヒロインとお別れするというところまで何のひねりもないドストレートな展開でした。
ただキャラは面白い。これがこの作品がネタ作品になった理由なのですが、「あなる」だとか…この言葉一つで子供とは一緒に見れない作品に昇華されてしまっています。これもういじめだとかセクハラですよww視聴者を食いつかせるために何て名前を付けるんだと思いましたww
そして一番のネタキャラは間違いなくゆきあつ君です。登場時はすごく主人公のライバルキャラ的な感じだったのが女装がばれてからは180度ひっくり返ってネタキャラになりました。女装が全員にばれた後もかっこつけたり偉そうに言ったりと…wwよく偉そうにできるなって思いましたね。
さらには同級生に「帰るの?気を付けて。近頃この辺変な奴いるし」という超ド級のブーメラン発言をする始末。笑うところなのかなと思いました。
それに加えてシリアスな顔で女装のカツラをスーハースーハーしる変態っぷり。
とどめは最後のクライマックスのシーン。みんな号泣しながら「大好き」というのですが…われらがゆきあつ君は「俺ももちろん大好きだー」って…「もちろん」って…wwわかってるからwwみんなわかってるからねww冗談抜きで笑かしに来てるシーンなのかと思ってしまいました。
ということで私もこの作品は十分楽しめましたが、他の方達の様に感動する作品として楽しめたわけではなく、ネタとして楽しめました。
どこかの評価でも書いたと思うのですが、萌えやファンタジーが主流の近年だとこういう泣かせに来たりシリアスな作品だったりが「深い」だとか「良作」になる風潮があるように感じますがこの作品もその一つなのかなと感じたのが正直なところです。