退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
商業とファンタジーの融合作品
あらすじ
{netabare} 旅から旅へ各地を巡り、物を売り歩く行商人として生きるクラフト・ロレンス。
収穫祭に沸くパスロエの村へ行商に訪れたロレンスはその帰り、自らの荷馬車にとんでもないモノが入り込んでいたのを見つけてしまう。パスロエで仕入れた麦束に混じって眠りこけていたのは、獣の耳と尻尾をそよがせる美しい少女だった。
自らを『ヨイツの賢狼』ホロと名乗り、長いことパスロエの麦を豊作にするため手を貸していたと嘯く少女。左前脚だけとは言え狼としての姿まで見せられたロレンスは、ホロの素性を訝りながらも「遙か北の故郷に帰りたい」と願う彼女を旅の道連れとすることになる。
賢狼と行商人の軽妙洒脱な掛け合いに彩られた、彼らの行商模様と道中での様々な事件を描く、「剣も魔法もない」ファンタジー・ストーリー。(TVアニメ動画『狼と香辛料』のwikipedia・公式サイト等参照){/netabare}
ラノベアニメとは思えないジャンルですね。と言うのも自分はラノベといえばSAO系のイメージが強いのでこういう落ち着いた雰囲気の作品は新鮮に感じますね。
話は行商人の主人公と賢狼ホロが旅をしながら交渉をする商業の側面とヒロインのホロの正体が狼ということでファンタジーの要素もあるので、ふたつの側面を楽しむことが出来ます。この作品は劇伴が凄く良いと個人的に思いますね、緊張感のあるシーンの劇伴が凄く印象に残っています。
ヒロインのホロがとにかく可愛い、ラノベヒロインのありとあらゆる要素が濃縮されたようなキャラクターだと個人的に思います。落ち着いた雰囲気というよりお姉さんキャラに近いのかも知れませんが、ちゃんとツンデレな時もあったりと欲張りなキャラという印象(だが、それがいい)
全体的にバランスの良い作品で割と誰でも楽しめる作品になっていると思います。今やったらどういう評価になるのかも気になりますがとりあえず面白い作品でした。
点数 90点