takearun さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
信じる心が魔法になる
最近、自分の道を失いつつあったので、ハタと目を覚まされた感じです。
物語の主人公のアッコは・・・・・・
{netabare}
魔法の基礎中の基礎でもある、「ほうきで空を飛ぶ」こともできない落ちこぼれ。それでも魔法に魅せられあこがれを抱く気持ちから、まっしぐらに夢見る魔法少女。
1クール目は、当たって砕けろ的精神で、さまざまな人間関係をひっちゃかめっちゃかにかき回しながら、周りの登場人物といっしょに成長していくストーリー。
2クール目は、そうして成長しながら、なぜだか自分が持つことを選んだシャイニーロッドや、アッコが空を飛べない理由とともに前半の謎が回収されていく。そして、ロッドに刻まれた「七つの言の葉」がストーリーのなかで意味を占めていく。
個人的には、終盤の21~25話目がすてきだったので筆を執りました。
物語って、終わりよければすべて良いよね。
(途中の細けぇこたぁいいんだ)
{/netabare}
そうそう。「魔法を使える」って夢があるよね。
魔法が使えるなら人々を笑わせるような魔法を使いたい、と主人公のアッコが言っていたように、もしも魔法が使えたら本当は楽しいだろうな・・・という、妄想フィクションが王道ストーリーで語られていて、「夢見る魔法」と「アニメーション」が融合していて、すてきなアニメでした。
一見すると、よくある教訓じみた、ドタバタ成長魔法少女ネタ。
しかし、ストーリーは主人公が主軸だし、余計なテーマや複雑な伏線もいらず、それでいてストーリーの要点は伝わるアニメだったかなと思います。そういう意味で、魔法少女は主人公が大事だよなというのを痛感されられたアニメでした。
もっとも、クサクサしていた自分だから、「7つの言の葉」の意味が心に響いたのかもしれない。
絶好調の自分なら、見落としていたメッセージであったろうし、流し見て終わっていたと思う。
何かを一生懸命頑張っていて、それでいて簡単に報われない現実を知っている人なら言葉の意味が分かるのかなとも思う。
「自信」を持つことのひたむきさ、そのことを自身に再確認させてくれた。
アニメのスタッフさんたちに「リュオーン」と言っておきたい。