ようす さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
島と、子どもたちのにぎやかな笑い声と、書道と。
長崎県五島列島を舞台にした、
自然豊かな島での暮らしを描いた作品。
書道が題材の作品でもあります。
作品名の“ばらかもん”は、
五島列島の方言で“元気者”という意味だそうです。
その名のとおり、
元気な子ども達の笑顔と笑い声がまぶしい作品でした^^
全12話です。
● ストーリー
書道家・半田清舟(はんだ せいしゅう)は、
入賞した自分の字を批判した館長を殴りつけた。
「頭を冷やしてこい」と送られた五島で、
書道家としての自分の字を笑った館長を見返すため、
書に没頭しようと決めた半田。
しかしそこで出会ったのは、
静かに字を書くことを許してくれない、にぎやかな島の住人達だった。
東京から、都会とは全然違う暮らしをしている田舎の島へ。
驚きや不便さはあるものの、
慣れてくれば、この島でしか味わえないものの虜になる♪
子ども達は自由に駆け回り、
おいしいお漬物、きれいな海、魚釣り、虫取り、満点の星空。
ストーリーはそんな島での日常がメインですが、
半田先生と島の子どもたちとの触れ合いが温かくて、
とても好きな作品となりました^^
ストーリーやシチュエーションはよくあるものだけど、
主人公である半田先生をはじめ、キャラがいいから面白い♪
● キャラクター
島の住人であり、もう一人の主人公でもある、
琴石なる(こといし なる)。
小学1年生の元気いっぱいな女の子♪
“天真爛漫”という言葉がとても似合う子です^^
ちょっとシリアスなシーンでも、
なるの言動ひとつでいつも通りのにぎやかさになります♪
なる役の原涼子ちゃんの演技も素晴らしい^^
子どもらしいあどけさが感じられて、いい♪
方言がきつくて、最初は何を言っているのかわかりにくかったほどですが、
そんな難しい方言もとても上手に演じています。
この作品における、
なるの存在はとても大きいですね。
主人公・半田先生。
一見クールなようだけど、
中身はとても不器用ww
なんだかんだと文句を言いながら、
子ども達に振り回されている…ようで、
実は自分が一番楽しんでいたりする、
子ども達と同じ目線に立てる大人ですw
ノリが良いというか、大人びてないというか、
大人げないというか、童心を持っているというか、
ピュアというか、精神年齢が幼いというか…。笑
落ち込みやすかったりと、めんどくさい性格もしてますが、
そこもまた愛嬌。笑
子どもたちと触れ合う中で
教えられることがあったり、インスピレーションを受けたりと、
彼が成長していく様子もまた見どころ♪
半田&なるのコンビがいい味を出しているから、
この作品は、より魅力的になるのだと思います^^
≪ 島の子ども達&半田 ≫
半田先生にとってこの島は、
子どもたちからいい刺激をもらえる島♪
というか島の素直な子どもたちと半田先生との相性、良すぎですww
じゃあ東京に戻って書道教室やれば?
では得られないつながりとインスピレーション。
この島の子ども達だから、大切に想える。
やることはめちゃくちゃだけど、心が優しいから。
危ないことや衝動的なことはするけれど、
人を傷つけることはしないから。
そういう子ども達です^^
だから見ている人たちも、
この島の子どもたちをのんびり見守れるのでしょうね♪
● 音楽
【 OP「らしさ」/ SUPER BEAVER 】
このOPいいですねえ。
一度見た時からとてもお気に入りです♪
「自分らしさってなんだ」をテーマとした歌詞が
大人の心にはぐっとくる…。笑
自分のやっていることに自信がなくなって、
うじうじ悩んだときに聞くと、とても励まされました。
アニメーションとの一体感もとても好きです^^
【 ED「Innocence」/ NoisyCell 】
歌詞がすべて英語なのでわかりにくいですが、
実は半田先生となるの関係がよく表れた歌詞です。
● まとめ
キャラがいいから、
この作品好きでした♪
楽しくて、人とのつながりが太くて、にぎやかで♪
このなんでもないにぎやかさは、
永遠に夏休みが続いているような気分。
ずっと見ていたくなる安心感があります♪
12話なんてあっという間でした。
もっと観ていたかったな~。
スピンオフ「はんだくん」も観たいと思います^^