退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なんだろう?毎話見終わると「やさしい」気持ちになれるのは・・・
タイトルの「異世界食堂」はファンタジー世界側から見たこちらの世界の言い回し。異世界に「7日に1度」現れる「どこ〇でもドア」はこちらの世界の洋食屋「ねこや」に直結。迷い込んだ異世界住人も毎パートごとに職業・人種が様々。人間・獣人・亜人・エルフ、騎士・商人・剣闘士・冒険家・魔法使いetc.etc・・・
先代の祖父から引き継いだ「洋食屋のねこや」のマスターは「美味いモノを食べてもらって喜んでもらいたい」タイプの料理人。落ち着いた感じのナイスなオジサンで好感デス。
基本スタンスは「テルマエロマエ」の「ルシウス」みたく食文化のカルチャーショックに異世界人が驚愕と感嘆、そして病みつきになるというもの。出てくる料理、は私たちの食生活においてそれほど珍しくない定番モノばかり。
初見:「何だコレは!野菜の炒め物に茶色い粘液が付いてるではないか!」
観察:「それに見たこともない鮮やかな彩りの野菜に鶏の焼肉も入っている。本当に食べられるのだろうか?」
試食:「(一口)パク・・・」
舌鼓:「んおぉぉぉ!茶色い粘液は酸味がありながらも甘く、野菜の苦みと合うことで食欲を引き出し、柔らかすぎる鶏肉は噛むごとに味が染み出して来るようではないか!店主!この料理は何と言うものだ?」
マスター「気に入っていただけましたかい『酢豚』。パイナ・・黄色い果実は好みがありますから、気に入らなければ次回から入れないでおきますよ」
(実際こんなエピソードはありませんが、もしあればこんな感じになるかもしれません)
人生で「美味しい食事ができるという至福の時」は万国共通。まして異世界においておや。エピソードの〆はみんな「笑顔」になっているから、見ているこちらも幸せのお裾分けをもらったような気分になってちょっと嬉しいですね。さらに追い打ちをかけるようにながれるEDテーマ「ちいさなひとつぶ」はオジさん達を泣かせるフレーズと歌詞のせいで涙腺緩みまくって困ってます。
そんな「お気に入りの隠れ家」みたいな食堂アニメのせいで私は「ジャガバター」を頻繁に作るようになりましたとさ(笑)。
・・・ただ惜しむらくは「時たま崩れる画」や「抜け忘れ設定」、「誤魔化し動画」「劣化デザイン」を直してくれるとありがたいのですが・・・