azumamezou さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
チャレンジ作
古来、戦車、戦闘機、戦艦などをテーマにした娯楽媒体は多く、また一部の男子の憧れでした。実際、私も小学校、図書館の本で夢中に知識を得たものです。
しかし、その魅力は一部のものであり、ややもすると忌避の対象でした。なので大きな声で趣味を公表することもできず、友達にも勧めずらいジャンルでした。
しかし、私はそうした垣根を下げる作品に、本作はなり得たと思います。最初タイトルを見たときは、ストライクウィッチーズのようなパンツがでる作品なのかと思いましたが、よく考えれば、パンツァーは戦車と言うことを私は知っていたので、これはもしかして❗と期待しました。実際、いい作品でした。
特に私はwwwⅡのドイツ戦車が好きだったので、設定がドンピシャッでした。別に現代の戦車でも良かったのに(その方が安全そう)、わざわざそうするのは監督の趣味なんでしょうね。
この作品が流行ったことは、私としては嬉しかったです。何せ、宮崎駿監督も風立ちぬ、泥の虎などミリタリーものを扱いましたが、興行的にはガルパンの方が上です。どちらもいい作品ですが、少女が戦車に乗って戦うスポ根アニメの方が上なのは、やはり視聴者にウケる術に水島監督が徹したからなんでしょうね。
でも、まだミリオタに対する風当たりは強く、リアルで趣味を共有するのは難しいです。戦争、を排除した世界観ですが、それを受け入れてくれる人との視聴をお薦めします。