「恋愛暴君(TVアニメ動画)」

総合得点
69.3
感想・評価
406
棚に入れた
2114
ランキング
1850
★★★★☆ 3.3 (406)
物語
3.2
作画
3.3
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.4

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ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

設定のテキトーさが非常に気になるものの恋愛コメディーとして楽しめました。

ある日やってきた天使のグリによって主人公で高校生の男の子の生活が一転するという
もの、グリは「キスノート」というものを持っていて
これにグリの自身が結ばせたい2人(4人でも可能らしい)の名前を書き込むことによって
24時間以内にその2人はキスをして、将来結婚することになり、愛し合う関係になり
おまけに死ねない体になるというものだけど
正直この「キスノート」の設定は曖昧でした。
この「キスノート」がどれだけ影響しているかが、よくわからないんですよね
最初の段階で主人公やグリを始めとしてメインキャラ4人の名前が書かれたことによって
書かれる前と比べて死ねない体になったとかの変化したってのがあるのはわかるけど
茜はヤンデレの女の子になったぐらいしか変化ないらしいし(最初から片思いらしい。)
グリも別に書かれる前と変わってない気がするし(好意はあるけどみんなに明確に好きだという感情を抱いているわけでもないよね。)
主人公も茜のとは最初から好きだったみたいなので、最初と変わらない気がするし、グリと柚の2人の女の子に対しても
別に好きだという感情を抱いているようには見えなかったし変わってるの?て思ってしまった。
柚は書かれる前とそうでない時の差てあるようには見えなかったな
書かれる前の段階なんて、チョットしかないから確認はしづらいのだけど
同じだよね?てのはわかりました。
なので聞いていればテキトーだな・・・と気付くものでした。
設定はあまり気にしないほうがいいかと

そして1話の内容はドタバタしたとしたコメディーで
メタ発言からメタぽいコメディーをやったり、茜がヤンデレの女の子だったり
ネタに走ったものでしたね。
茜は元々主人公のことが好きだったらしく
主人公が自分のこと好きだったことも気付いていて
主人公に告白されるのを待っていたけど
天使のグリがやってきて主人公と一緒にいることに
怒ってそれをコメディーにしていました。
死なないから刃物で斬られたり無茶な暴力シーンが多く
心理描写とかは非常に単純なので内容は下らないのですが勢いがあってテンポがいいので気楽に見れるものでした。
1話はそこそこ楽しめました。
ただ、2話になると若干ギャグが空回りしていて、どうも微妙でしたね。
1話はそれなりに考えられたネタだったので楽しめたけど
2話のネタは流石に強引すぎるだろうと思いました。
それを誤魔化すためなのか勢いで進めていたけど誤魔化し切れてなかったな

3話以降になると落ち着いた感じで恋愛コメディーをやってましたね。
最初のころに比べると、勢いだけて感じではなくなるので
強引さがなくなり見やすくなりました。
暴力シーンも大人しくなり普通の恋愛ものぽくにもなりました。
ギャグ自体は笑えたので悪くはなかったです。
柚は茜のことが好きなキャラなのだけど
柚は過去が掘り下げられたり、心理面に気を使った回があったりで
柚が茜にとどういう過去があったりや思いを抱いていていたのかがわかったりで
わりと楽しめました。
次第に主人公に対しても気を使ったセリフを言ったすることがあったりで
柚の気持ちは伝わってくることは多かったです。
柚の主人公に対しての気持ち変化は自然な感じがしたので心理面は良かったと思う。
グリは最初はみんなと一緒にいて楽しければいいと考えていたけど
茜に色々言われて恋愛について考えるようになったりで
コメディーをやりながら恋愛ものにシフトしていき
ラブコメぽくなっていった感じでした。
茜も途中からは心理描写に気を使ったシーンが多くなったり
主人公に対しての思いの描写は伝わってくることは多かったです。

設定的にはグリは「キスノート」でカップルを誕生させる役割があるみたいですが
それについてはテキトーだったかもしれませんね。
開始直後の感じだとストーリーの骨子になるようなものだったと思うのだけど
あまりカップルを誕生させていたストーリーとは思えないので
設定は上手く活かしきれなかったと思う。
ただ、元々「キスノート」の設定はテキトーすぎるので
活かなかったことによりボロはあんまり出なかった感じもしましたね。
グリが天使なので天界の世界とかも登場するのだけど
そこに行くには死ななきゃならないみたいだけど
実際作中では死んで天界に行って、戻ってくる時は生き返る
みたいな演出がされていたけど、もうチョット上手く処理してほしかったな
命にかかわる部分を簡単に処理されていたのが残念かな
主人公の死体をギャグに使ってたのも危険なネタだったかも
そもそも主人公達は死ねない体になったはずだけど・・・
それはどうなったのだ?のもあるし設定のテキトーさが終始目立ったな
一応、作中の人が死ねない体になったのに死ねた理由を説明すると言ってたけど
されてたのかな?自分が見た限りではされてなかったと思うけど(私の勘違いだったらごめんなさい。)

ストーリーは各ヒロインの個別回をやって進んで行ったので
普通のハーレムアニメぽい作りでした。
最後は一番のヒロインをやって締めていたのだけど
最後の一番のヒロインの持って行き方は伏線は張っていたし
中盤からのそういう話の流れで進めていたので
まとまっているし無難な終わり方だったかと思う。
ストーリーの作り自体は、どちらかと言えば良かったとは思うのだけど
それだけに設定のテキトーさは残念だったな

キャラについては癖の強いキャラが殆どで普通の人には向かない感じはしました。
性格がまともな人は主人公以外いないと言ってもいいくらいでした。
茜と樒の2人は暴力性もあるので駄目な人は駄目でしょうね。
特に樒は個人的に苦手な暴力でした。
茜は可愛いところがあるので個人的にはそこまで苦手ではなかったです。
グリは性格は面白いし、見た目や仕草は可愛かったと思います。
7話でテートを楽しんでいる所はヒロインらしい可愛さが出ていてとても良かったです。
柚は上でも書きましたけど気持ちが伝わってくる考えが多くて
性格は女の子のメインキャラの中ではまともな方に見えたので個人的には好きでした。

作画についてはギャグの演出とかは中々だったので演出は悪くはなかったです。
作画自体は安定していたし作画の質も結構高かった。
キャラクターデザインはグリは素直に可愛らしい女の子に仕上がってたのは良かったな

声優さんについてはグリ役の方は演技力は普通だったと思うのだけど声質はとても合っていたし
悪くはなかったと思う。柚役の方はインタビューの記事だとテレビアニメに出演するのは初めて
らしいけど、1話からそうと感じさせないしっかりとした演技だったかと自分は1クールすべて見終えて
どういう方なのか調べていたら、そうらしいということに気付いたので上手かったのではないでしょうか
茜役の方はギャグ時とまじめな場面での切り替えが上手くて演技力はかなりのものでしたね。
声優さんについては満足ですね。

まとめると設定のテキトーさが非常に気になるものの1話は単調ながらテンポがいいギャグで
そこそこ楽しめたし、3話以降はまじめな場面での心理描写は悪くはないし
気持ちが伝わってくることが多かったので恋愛コメディーとして楽しめました。
流石に設定のテキトーさがあるので高い評価は出来ないけど
ストーリーの作り自体はまとまっているし良かったと思う。
暴力シーンもあるのでそれが絶対に嫌だの人にも向かないでしょう。

投稿 : 2017/08/04
閲覧 : 208
サンキュー:

7

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