hatake さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
何かを思い出させてくれる作品
先日、主人公らが幼少期に過ごしていた代々木近辺(小田急線参宮橋駅〜代々木八幡駅)に聖地巡礼に行ってきました。桜はありませんでしたし、半袖で過ごすような季節でしたけど、まるで貴樹と明里に起きたことがまるで自分のことのように感じられて、思わずラストシーンの踏切の近くでしばらく恍惚としてしまいました。
年代の影響もありましょうが、背景作画は素晴らしくても人物作画は微妙ですし、ストーリーも見る人が見れば「少年時代のメランコリーを引きずった女々しい男」の話になるかもしれません。
ですが、この作品は私の心に確実に何か暖かいような棘のあるようなものを植え付けてくれました。その感じ方は人それぞれでしょうが、何かを感じた人が多いことが、この作品が愛されている所以なのでしょう。