jujube さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
音楽や映像の演出がずるい
アニメ映画ということで、伏線が少なく、
タイムリープ系の他の作品と比べてしまうと
見応えとしては足りなかった気もしますが、
演出がすてきで、個人的には感動しました。
以下は勝手な解釈ですが。。
風刺的な要素が多かったように思います。
携帯のデータが消え、記憶も少しずつ消える。
どちらも携帯依存など、
記憶媒体に頼りすぎていると、大事な物が薄いものになってしまう、的な意味があるのかと。。
特に最後に名前を書こうとして書けずに終わったり、結局告白で名前を書かなかったところを見ると、肩書きや形じゃなくて、気持ちの重要性を大事にしていることが間接的に表現されているようでした。
個人的には、告白したりキスしてエンディング、みたいな恋愛ものより好感がもてました。
更に、田舎と東京、それぞれの良さと悪さみたいなものを表してるようにも感じました。
特に、都会の人が彗星のニュースで大盛り上がりしていて、田舎の人達は避難したりしている、この落差のある描写が、これまた風刺のような感じで考えさせられました。
伝統的なものを嘲笑う同級生に関しても、そういう傾向あるよなーと。
唾液…いや噛んだお米をためてるのはちょっと私もひきましたがw
それを飲めるほどの愛ってすごいです。(変態でないと信じて)
好き嫌いはあると思いますが、
恋愛ものが苦手な人なら、現代の社会問題と比較してみたら楽しめるのかもしれません。
個人的には好きな作品でした。