moaimoai さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
勇者モノパロディのテンポ
16話 守れ!パンフォスの遺跡!
{netabare}一連の騒動が終わり旅立つ時、デリダがククリに
かつて魔王ギリを封印した最強のグルグル『恋するハート』の魔法陣を伝授しようと提案(魔法陣を見ることができる鍵を差し出す)
少し考えて「遠慮します」と笑顔で返すククリ
ククリ「まだ使える自信もないし、私の恋するハートは 自分でつくります」
デリダ「それは自分で魔法陣をつくるということか…。
うししっ(笑) 面白い発想だなぁ(笑)
ワシも見たいね!
古びた魔法陣より、君のつくる 新しい魔法陣を」{/netabare}
デリダの最後の台詞を心から言える大人に自分はなれているのか。グサッときました。笑
ククリ側からすると{netabare}
新しいというのは過去や歴史を知り学びながら、既存の・見慣れたものを解釈し直し、新たな役割や機能を導き出すこと。
現代に沿った形で一見すると「新発見」なのだけれど、それはこれまでの歴史を受け継ぎ、積み重ねてきた、そんな「文脈」「系譜」が核としてある。
歴史や既存のものへのアンチテーゼだとしても新しい視点・発見は面白い。
勿論、極端な差別や他者を攻撃するなどの問題もあるのでケースバイケースだけど。
ククリ(若者)とデリダ (大人)とで形は異なれど「好奇心」を持つことは共通していて、だからこそ通じる会話で素敵だなぁ…{/netabare}
なんてジーンときた回でした♪
----------2017.07.26----------
このテンポ…
好きです。笑
物心ついた頃に第1作をリアルタイムで観て育った世代なので、正直内容はそこまで覚えていなくても(飛ばしてる?と感覚はあるものの内容殆ど忘れてる…)こうしたテンポ(初期のクレヨンしんちゃんetc)が記憶残っていたり身体に染み付いてるんだと思います。笑
同様の感覚は勇者ヨシヒコへ繋がっていく(成長していない)…笑笑