退会済のユーザー さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
雑な物語
1話はそれなりに楽しませてもらったし、展開に非常に期待を持てた。
根底にファイブスターストーリーのパクリが大部分あるせいか、模倣し過ぎなモーターヘッドの出来損ないも楽しかったし、何より主人公がマイスター候補なのも心象的に良かった。
しかし、これは本格的なSFなのか?と思えたのも2話の最初までだった。
主人公はなんでも出来る。とんとん拍子に物語は進む。
極めつけは3話だったか…主人公のアイデアのロボを作るドワーフたち。一瞬にして出来上がる主人公の妄想したマシン。
ドワーフたちは自分たちの本業の仕事をしながら、いつ主人公の注文をきく余裕があったのか。毎日不眠不休だったのではないか。ファンタジー世界に於けるブラック企業の有様を見せつけられたようだ。
とにかく、展開が雑すぎる。主人公が「こうしたらもっと良いのに」「ああしたら今までよりも飛躍的に良くなる」と思うのは分かる。
しかし、それが叶うまでの時間が圧倒的に早すぎて呆然としてしまう。
主人公の思い付きマシンはあっという間に出来上がる。そんな、夏休みの宿題の工作なノリで作られても…。
こういう過程をすっぽかして直ぐに願いが叶う展開は最近の流行なのか。あまりにも即物的すぎて呆れてしまう。
現実に何か成したことがない人間が夢見る物語としてでもひど過ぎる。
こういうのを書く人間、又は好きな人間は恐らく恋愛も全く下手な人間なのではないか。異性をおとす過程すら面倒くさい、邪魔な作業としか思えないのではないか。
老婆心ながら、こういった作品にハマる若者が一人でも少なくなるよう忠告をする次第である。