フェイルン さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なのはの中で一番丁寧に作られた作品
魔法少女リリカルなのは Detonation(アニメ映画)を見終えた後に、今更ながら書いています。
劇場版なのはに限れば、
本作(2010年1月23日公開)
↓
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's(2012年7月14日公開)
↓
魔法少女リリカルなのは Reflection(2017年7月22日公開)
↓
魔法少女リリカルなのは Detonation(2018年10月19日公開)
となる。
劇場版となったなのは作品やTVシリーズを含めいくつもありますが、本作は始まりの物語であり、初見の人にも分かりやすく丁寧に作られている。作画の丁寧さや、主要キャラの心理描写が丁寧に表現されている。これは主人公のなのはの声優である田村ゆかり嬢の声も評価したい。普段はほんわり暖かで包まれるような声だが、ここぞという時の意志を感じる力強い声とのギャップがあって分かりやすくて良い。
Detonationの方の感想にも書きましたが、Detonationになるとキャラも増えて個々の心理的描写が薄くなり、パワーインフレを起こしていて個人的には蛇足感がありました。
個人の好みにもよるかもしれませんが、劇場版ならではのお祭りのように多くのキャラがワイワイドンパチしているのもたまにはありです。ただ、何度も見たい作品はどちらかと言うと1stのような丁寧にキャラの心理的描写が見て取れる方が好みです。