徳寿丸 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
うーん、こういう系は結末が見えるからなぁ
オリジナル作品。
のっけからメッサーシュミット、スツーカ、3突らミリタリー好きにはついつい気になってしまう兵器が出てくるし国名こそ違えどそのまんま第二次大戦のヨーロッパが舞台ということもあり個人的には入りやすかったんですが・・・魔女系。
ミリタリー好きの私でも十分満足するメカデや動きなんですが・・・魔女・・・。
そしてヒロイン達は少女・・・。
もうね、あの凄惨な大戦のそのまんまの舞台にいたいけな少女ってだけで私は「やめてくれーーー!」って気持ちで一杯になりました。事実、塹壕戦なんかの悲惨さも表現されてましたし軍事国家の武力による理不尽な恫喝も描かれておりおりとても楽しいファンタジーの世界の作品じゃないよねと解りますよ。個人的に「ゆゆゆ」的な結末しか見えんなと・・・。まぁ史実的にいえばフランスのジャンヌ・ダルクみたくなったら目も当てられんとおもっていたんですが・・・。結果的には落し所はそこだわなと一安心といった感じですかね。一点、魔女は年を取るのか取らんのか整合性が取れてないかな。
私のツボ:結局綺麗事並べても国を守るには武力が必要なんだよね。
黒メガネ:{netabare}この作品を見て思うのは、一度悪意(一般的に侵略行為かな)を持った強大な軍事国家の前に力の無い国はなす術がないという事。ほんとに国を守るにはある程度均衡した力がなければどうにもならない。結局勝者が歴史を作るというのが人類の歴史なんだから。そういう意味で北朝鮮が人民を顧みず核武装し国際社会で発言力を得ようとするのは権力者の立場とすれば当然だといえる(基本的人権云々なんかはあくまでこっち側の価値観でしかない)。翻って日本は戦後、軽武装重経済の政策により奇跡的な復興(朝鮮特需もあり)を遂げ、経済大国としての発言力を得た。かわりに国防面を米軍に頼り自衛隊を軍隊と認めず偽りの平和国家を標榜し国民の国を守るという当たり前の意識すら欠如させる結果を生んでしまった。平和憲法さえ守っていれば戦争に巻き込まれる事などないと声高に叫んでいた政治家、メディアや団体共は全員責任取って体に爆弾巻いて敵に突っ込んで死んでもらいたい(笑)。まぁ真っ先に国外逃亡するんだろ?そして国が自衛隊が米軍が悪いっていうんだろ?いや、悪いのは悪意持ってくる相手であり、その悪意なんてものが存在しないと思っていた頭がおめでたい馬鹿な俺達なんだよな・・・おっと、またアニメでこんな事書いてからに・・・(笑){/netabare}