インド人を右に さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

３Ｄの微妙な違和感が逆に良い

販促アニメかと思って観たら、予想外に良かった作品。
コトブキヤさんのプラモデルシリーズ「フレームアームズ」の擬人化です。が、知らなくてもアニメ視聴するうえでは全く問題ないです。

フレームアームズガール（以下ＦＡＧ）のほとんどが３Ｄ作画なのが特徴。
技術が進歩したとはいえ３Ｄ作画は、２Ｄ作画の部分と比較するとやっぱりちょっと浮きます。
でもそれが「ＦＡＧは(２Ｄ作画で描かれている)人間とはちょっと違う存在」ということを意識させて、逆に良い結果に。
物語後半になるにつれてＦＡＧが２Ｄ作画されることが多くなっていきますが、これってＦＡＧが人間味を増してきたってこと？なんて思いながら観てました。

ストーリーは全体通してやさしい世界で安心して観れます。
ＦＡＧのマスター（？）である主人公のあおちゃんが、ほんわか適当で母性的なやさしさを発揮していてステキです。

一応バトル要素有りますが、基本的に勝ち負けでどうこう言うこともないので、なんとなく子供たちの遊びを優しく見守っている気持ちに。
それでもラストバトルは、"わかってる"展開でしっかり盛り上げてくれました。

ストーリーとほぼ関係ないですが東京・立川が本作の舞台らしく、立川の実際の風景がほぼそのまま映ってるので、行ったことある人はすぐわかって楽しいと思います。
また、立川の特産品やご当地キャラ？も出てきて、本作の謎の立川愛を感じます。
立川付近にお住まいでお暇な方はＥＤテロップの提供に着目してみると楽しいかも。