かんろ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
怪しげな19世紀末、二分された霧の倫敦を舞台に、暗躍するお姫様と少女達の国をかけたミステリー。
19世紀末、
革命によって、
王国と共和国に2分された設定のロンドンが舞台。
女子高生に扮する可愛らしキャラに似合わず、
闇と野望を秘めた女の子達の
スチームパンク、スパイアクション。
脚本は、大河内一楼。
音楽は、梶浦由記。
監督は、橘正記。
アニメオリジナル作品。
第1話。
まず、OPがカッコイイ。
音楽も作画も、ダークでミステリアスで、
絵コンテもアクションもいい、引き込まれる。
絵コンテは、ジョーカーゲームの監督の野村和也さん。
内容は、可愛いらしい女子高生キャラなのに、
背景にアクションに音楽に、本格派。
橘正紀監督は、攻殻機動隊もやっていて、
カメラワークや背景など、彷彿とさせられます。
怪しげな薄暗い霧のロンドン、
その霧に映し出される裏小路の追っ手の影。
迫力のカーアクション。
背景や舞台の雰囲気が、見応え充分。
それに加え、ミステリアスで幻想的な
梶浦由記さんの音楽が、作品をよりよくしている。
1話のストーリー、作画、音楽は、レベルか高くて、
今期の注目作になるのではと期待させられる
素晴らしい仕上がり1話。
そして、2話まで見ると、
複雑なキャラの背景が垣間見えて来て、
考察魂に火が付き、1話から何回か見返してしまいました。
3話、大河内一楼の脚本。
ちょいちょい甘い設定がいつか尻尾を出しそうで、
其処だけが、作品を軽く見せてしまいそう。
でも、アニメオリジナルストーリーを
頑張ってくれる数少ない脚本家さんだけに、
影ながら応援しています。
でも、まだまだ面白い、先が気になります。
ミステリーやスパイ物初心者の方や
中学生以上の子には、是非勧めてみたい作品。