kt さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ほのぼのしていておすすめですよ♪
うさぎドロップ
■あらすじ
祖父の悲報を受け、30歳(だっけ?…くらいです)の独身男 河地 大吉(かわち だいきち)は駆けつけた祖父の家で、祖父の隠し子である 鹿賀 りん(かが りん)と出会います。親戚との話し合いの末、大吉は、りんを引き取って育てると言い、大吉の家で一つ屋根の下、共同生活が始まります。
この作品を見始めたきっかけは、あにこれの「放送時期別~」2011年の7~9月で1位を取っていたからです。
見始めると、ほんのりと温かいストーリー展開に引き込まれ、一気に見終えてしまいました。
↓以下感想です↓
■感想
まず、りんちゃんの一挙手一投足がかわいらしい!!愛くるしい仕草につい顔がほころんでしまいます。
また、大吉が、ほんの些細なことでおろおろしてしまう姿や、りんちゃんの同級生のこうきくんの、小学生らしい無垢さの中に、見え隠れする男らしさ、こうきくんのお母さんの暖かい母性など、人間味のあるキャラクターもみていてほのぼのさせられます。
そのりんちゃんをはじめ、ほのぼのとした絵柄で紡ぎだされる物語は、ほんのりと温かいのだけれども、しかし、その温かさの中に、「家族とは一体何か」という、考えさせられる命題が含まれている作品だと思いました。
うさぎドロップは、人によってさまざまな見方ができると思います。りんちゃんが風邪をひいてしまう回では、おろおろする大吉をしっかりとサポートしていたこうきくんのお母さんの姿が、ぼくが子どもの頃、風邪をひいたときに、お母さんが世話をしてくれたときの看病にそっくりで、当時を思い出して、懐かしさで泣いてしまいました。
その話だけではなく、ぼくは1話目から泣いてしまいました。おじいちゃん(りんちゃんのお父さん)が死んで、葬式で花を手向けるとき、用意された花ではなく、おじいちゃんの大好きだったリンドウの花をおじいちゃんの棺に入れてあげていました。小学校に入る前の女の子が一番、ほかのおじいちゃんの親類や親戚よりも、おじいちゃんのことを愛していて、純粋におじいちゃんの死を悲しんでいたのです。
そのりんちゃんの感情の豊かさは、あけっぴろげに感情を表せずに、いわば「愛想笑い」や「社交辞令」的な感情を、年を重ねるとともに表していた自分への警鐘にも聞こえました。
原作はまだ未読なのですが、アニメ視聴後の今、ぜひとも読んでみたい気持ちです。っていうか、読みます(笑)。原作ではアニメ最終話から10年後のお話が描かれているそうです。りんちゃんがどう成長しているのか楽しみですね!
■OP、ED曲
OP曲「SWEET DROPS」唄 PUFFY
キャッチ―なテンポの曲調で、聞いているとウキウキしてきます。アニメーションはウサギがぴょんぴょんと飛び跳ねていて、絵本みたいな雰囲気で楽しいです。
ED曲「High High High」唄 カサリンチュ
こちらの曲のとてもテンポがいい曲です。個人的にはサビがすごく気に入ってます。エンディングアニメーションもOPと一緒でかわいらしいしほのぼのします!
唄えlai lai lai!
長々と書いてしまいました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
「うさぎドロップ」、お勧めです!!まだみていないかたは、ぜひ!