のぞみ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
〈死者〉は、誰―?
〈主な死亡者〉
・桜木ゆかり 傘,階段
・水野早苗 エレベーター落下
・高林郁夫 心臓発作
・久保寺先生 包丁による自殺
・中尾順太 脳ヘルニア→スクリュー
・綾野彩 崖から車ごと落下
・藤岡美咲 実は最初の死亡者
・小椋由美 「ブリッ死」
・王子誠 バックドラフト「王子焼き」
・杉浦多佳子 首にコードが絡まり…
・金木杏子 風見に背中を一刺しに…
・川堀健蔵 シャンデリアと柱の下敷き…
・松井亜紀 風見に首を一刺しに…
・風見智彦 赤沢にバールで一撃
・赤沢泉美 ガラス片で体を滅多刺し
・【死者】三神怜子 死に還される
※一年前通り魔に遭った
かつて夜見山北中学校の3年3組には「ミサキ」という生徒がいた。
スポーツ万能、成績優秀、気さくでチャーミングと人気者だったミサキだが、ある日突然急死してしまう。
悲しみに打ちひしがれたクラスメイトたちは、卒業までの日々をミサキが生きているかのように過ごすことにする。
ミサキの席はそのままに、朝は挨拶し、折に触れて皆で話かけるなど、ミサキの死亡などなかったように振る舞った。
しかし、ただ死者を悼むためのその行為が、3組にある『歪み』を生じさせてしまう。
そして1998年春、その3年3組にひとりの少年が転校してくるのだが……。
『「〈死者〉は、誰―?」
深まる謎と広がる疑惑…そして衝撃の結末』
本作品は、ホラーというよりもミステリー要素が非常に強い。謎に謎が重なり、話は更に混沌としていく。
〈死者〉は、誰なのか?このままだと自分もいつかは「現象」によって死ぬのではないか、というただならぬ恐怖からクラスメイトを疑惑の目で見、終いには発狂し、それが伝染していく、、、まさに「凶夢伝染」(良曲)!!
なんと言っても、作中のミステリアス具合を、見崎鳴の雰囲気が形作っている。恒一とのペアリングも良い(雰囲気が合っている)!
Anotherの結末は賛否両論あるが、僕的にはこうなる終わり方がそれまでのストーリーの流れに乗った終わり方だし、ある意味作品としては上手く収まったと思います。(全然スッキリしないけど…)