Keiner さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
期待と予想を裏切らない
ラストの「さすがです、お兄様」のために90分使い切る狂気。
後半の盛り上がりがかなりよく、楽しめる。
ただし、緊張感はあまりなく、いつも通り達也くんが余裕で解決する。
達也くん宇宙に射出からの必殺技ドーンからの「さすがです、お兄様」の流れは映画館で笑いを堪えるのが大変だった。
ここまでくるとスタッフも完全に確信犯でやっていることが分かる。
サブキャラにもちょこちょこ見せ場があり、エリカの殺陣はかっこよかった。
疑問点としては、九亜は、せっかく映画オリジナルのキャラなのだが、出番が少なすぎる感は否めず、ほぼ空気だったのは、もう少しどうにかならなかったのか。
多分、リーナをアニメに出すというのも今回の重大目的だったと思われ、いろいろとやりたいことが多かったがために九亜の出番が消えた感はあった。
リーナの映像化はファンにはうれしいので、それはそれでよかったのかも?
思ったより原作成分が多く、アニメのみのファンには伝わりにくい部分もあった気がした。
全体としての完成度はかなり高く、確信犯的なさすおにアニメであって、さすおにを楽しめる人には満足度が高い。
原作やアニメを寒いと思わない人、寒いと思っても一周回って面白いと思える人は、きっと楽しめる。