TOFUrabbit さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
シリアス系ではある
シリアス&SF系のアニメを探している人にはおすすめ
時々思い返したように見て、すでに3回くらいは見てると思う
(2017年夏現在、特にシリアスでもない終末救ってがシリアス系1位になっているあにこれのシステムはどうなんだろうと思う。見る人が多いアニメと本当にシリアス&大人向けであるアニメとは違うだろと思うが)
1話のスタートがかっこいい
現代日本の日常風景の中で、超能力者たちが虐殺を始めるカット
続いてほのぼのとした田園風景。どこか古めかしい衣服をまとった前時代の人々。「1000年後」のテロップ
原作未読組としては、「ほのぼのとした田園風景で物語が始まり、1000年後の現代日本での能力者暴走に繋がる」のか、「現代日本の能力者暴走の結果として1000年後、時代錯誤な未明文明世界がある」のか分からない。常識的に考えて後者はないように思える
だもんで、結局4話あたりでほのぼのとした田園風景の中に登場する都市伝説の悪魔のミノシロことおちゃめな国立図書館端末AIが、全史実をペラペラと開示するまでぶっちゃけミスリードされる
その後は実は若干ダレる。設定が良いだけにもう少し超展開なストーリー運びか、内容の充実が図れれば神作だったと思うのだが
あるいは所々で1000年前の暗黒時代(現代日本)を描くことでほのぼのとした田園風景(しかし子供たちは死んでいく)の異常性が際立ったのになぁ。とも思う
とりあえず、でも、4話までは引き込み方が神だったと思う
ちなみにBLに過剰反応して毛嫌いしている人達がいるが、ボノボ型の愛の社会(遺伝子レベル)、社会全体が男女の交遊を推奨し高校生時点で異性カップルが決められる制度がある、等の背景を聞いてれば16歳の頃に一旦身近な同性愛に流れる雰囲気はなんとなく分かると思うのだが。。。
別にサトルがシュンに思いを寄せるのは、本気のBLではなく、ずっと好きだった咲の好意の対照がシュンだからなわけで
とにかく世界観、設定が光ってるアニメ。なんだかんだ言ってオススメ