狗が身 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
雑感。
基本的にはTV版と同じような感想になってしまう。
面白いんだけど「ここはもっと、こう…あるだろ~」って所が多々見受けられた。
今回登場してきたバックダンサー組がドラマの中心になっていたワケだけど、なんというか…いまいち個々人の魅力を感じない。圧倒的に描写不足。
後輩ポジションを設けることで765プロのアイドル達の新たな一面や成長した姿を映そうという試みだったのかもしれないけど、そのせいで後輩組が割を食いすぎた。なのにドラマの中心は後輩組だから、なんかチグハグなんだよな~。
この作品を観て志保や可奈を好きになれるか、非常に疑問。
765プロ側の主役であった春香も、この劇場版では精神面が劣化している感じがしてならない。
TV版の終盤で自分を見失ってしまったけど、春香は自分の意志で立ち直った。そしてその際、自分が求めるアイドル像と、共に歩む仲間を信頼することを覚えたはず。そんな彼女にしては、可奈絡みの問題に対して後手に回りすぎじゃないだろうか?
そして、プロデューサーの渡米。これにしても、結局、ドラマ上になんら影響を及ぼさなかったんだよな~。
千早の母もライブに来た描写無かったし、TV版の時からその傾向ではあったけど本作はとくに、ドラマを作りたいのか作る気がないのか、よく分からん…。
ぶっちゃけ、バックダンサー組は排して、プロデューサーの渡米とアリーナに焦点を絞ってドラマを描いて欲しかったかも。