蟹チャーハン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
社交ダンスと侮るなかれ! ギリギリの極限まで肉体を酷使するスポーツこそがダンス!
これも今期、期待大のアニメのひとつですね。
ボールルームという聞きなれない言葉から社交ダンスのアニメとわかり、なんだぁぁ~と思ってしまった人も少なくないと思いますが、ちょっとがっかりしたくらいの方が後からドはまりできて楽しめるかもしれません。
ダンス素人の主人公(ひたむき陰キャ)を中心に、師匠(ドSの鬼)に憧れのヒロイン(冷徹美女)もとみんなして性格キツそうで、これからどんだけ主人公君が辛い目にあうのかと思うとわくわくします。←ひどい
日本人にあまりなじみのない社交ダンスがテーマとあって、ダンスそのものに思い入れのない人では楽しむためのツボがわかりにくいでしょうし、せっかくの良いドラマもとっつきにくいかもしれません。
絵柄的にはハイキューを連想させる絵柄になっている印象(キャラクターデザインが同一人物だからなんですね)で、すでにハイキューのダンス版とかいう無茶な指摘もあがっていたりしますが、そこはなんとかダンスものとして楽しんでほしい気が・・・。
個人的にはダンスものって大好きなジャンル&テーマで、2005年からはじまっているアメリカンダンスアイドルというダンス番組の大ファンでもあります。
社交ダンスといえば、第二回大会で優勝したベンジー! の腕前に圧倒されつつ、そのエンターテイナーな表現に脱帽したのをいまでも覚えています。
アメリカのプロの社交ダンス競技大会で優勝経験済みという肩書は伊達じゃないといったところでしょうか。
社交ダンスと一言でいっても、優雅なワルツもそうなら、情熱的なタンゴ、セクシーなチャチャ、ほかにもマンボやフォックストロットなどなど、ありとあらゆるダンスの総称にすぎないわけで、演じる競技者の表現力も大切になってきます。さて、主人公君がどんな成長を遂げるのか!?
そんなわけで、もし機会があるようであれば、ぜひともyoutubeで一度見てもらいたいです。事前に少しでも社交ダンスのすごさと素晴らしさを感じてからアニメを視聴して損はないと思いますので。
(アメリカンダンスアイドル、ベンジー、ハイディー)
そして、この番組で思わず絶句したダンスがあるので、それもついでに紹介してしまっていいでしょうか。
第七回大会の予選に出場したソロの天才、Billy Bellのダンスがそれです。
予選ということでわずか1分の持ち時間の中、肉体のみで世界を魅せるバレエダンサーのすごさをみせつけられて感動したのはいまでも鮮烈に覚えています。
(youtubeでは、Billy Bellで検索、Billyというタイトルのがそれです)ダンス映画の名プロデューサーでもあるアダム・シャンクマンが感極まって泣きそうな顔になっていますw