タック二階堂 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
美しき女子高生スパイたちの躍動。
東西に分裂したロンドンで繰り広げられる、
少女たちのスパイアクション!
舞台は19世紀末、巨大な壁で東西に分断された
アルビオン王国の首都ロンドン。
伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校
には、5人の少女たちが在籍していた。
彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、
スパイ活動を展開。
変装、諜報、潜入、カーチェイス……。
少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を
飛び回る。
「私たちは何?」
「スパイ。嘘をつく生き物だ」
(公式サイトより)
というお話。
初回は、共和国へ亡命を望む王国の研究者
エリックを、王国側の妨害に遭いながらも
無事保護します。かくまったのは、5人の
通う高校。
そしてエリックは、入院する妹も一緒に
亡命させたいと言う。しかし、実はエリックは
王国側のスパイだったという展開。
ハードボイルドな雰囲気。アクションの作画や
キャラデザも高いレベルで、非常に期待できそう。
今期の上位争いは間違いありませんね。
=============第9話視聴後、追記です。
サブタイトルに「case ◯」として、時間軸が
話数によってバラバラとシャッフルしています。
まあ、あえて時間軸どおりに進めなくてもいい
作風なので、これはこれで。
作画のクオリティも、ストーリーも維持したまま
終盤まで来ました。このままフィナーレまで
テンションが落ちずに続いてほしいです。
=============最終話視聴後、感想です。
女王を亡きものにし、プリンセスをクーデターの
首謀者として始末するというコントロール・
ジェネラルの目論見を潰すという11、12話でした。
全編通じて、やや暗めの配色。作風を上手に
表している印象でした。
作画は最後まで力の入ったもので、キャラデザも
好ましいものでした。
細かくエピソードごとに、ほぼ1話完結のスタイルも
劇伴も、かなり「ルパン三世」を意識した造りと
いう印象でしたし、それが上手く作用していて、
「女の子しか出てこない」設定を、安易に萌えだけに
振らない内容だったのは高く評価できます。
第2期が来てもおかしくない終わらせ方も
良かったですね。非常に満足した作品でした。
=============2018.07、追記です。
アンジェのCVを担当した今村彩夏さんが6月末を
以て声優業を引退されました。
すごく残念です。
2019年公開の劇場版はどうなるのでしょうね。
さすがにアフレコはまだでしょうし、主役のCVが
交代するのでしょうかね。