プラ さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人生はゲームだ。
人間界(とここでは言っておく)ではあらゆるゲームで無敵を誇るソラとシロ、HNは[ ]、空白(その実態は引きこもりの兄と妹だがw)。ある日、二人に「神」からのチェスの挑戦状が届く。空白はチェスに勝利し、異世界に招待される。ソラとシロはリアルを棄て、ゲームの楽園へ行くことを決まる。
16の種族が暮らす異世界では、十個の盟約に従って日々ゲームが行われ、すべては「ゲーム」によって決まる。本来争いごとはなしのルールのはずなのに、使える魔法の強さによって序列が存在していて、弱いものは強いものに喰われる世界構造になっている(「神」はそれを望んでいない?)。
ソラとシロは「神」から”招待”された意味を考える。「神からの挑戦状」と考えたソラとシロ。では、神に挑戦する権利を得るためには何をすべきか?それは、異世界のすべての種族にゲームで勝って頂点に立つこと。
ソラとシロは手始めに国の王になることを企むが、序列最下位の種族の国の姫を助けることであっさりと国王となる。ここからがゲームスタート。
”空白”の二人は上位の種族にさまざまな戦略を使って挑み続ける。このゲームの描写が非常に面白い。ひたすらに頭脳を使って知力の限りを尽くし、先の先を読み、想定外に対処し、主導権を奪い、ゲームを進めていく。まさにゲームの神髄。
ラストの「ゲームはみんなでなかよく」。ゲームの勝ち負けを意識するあまり、異世界ではそれぞれの部族が争って”潰し合い”をやっていたわけだけど、それはみんな「盟約その十」忘れているから起こっているのであって、いつまでも唯一神に挑む相手が出てこなかったのである。人間界からやって来たソラとシロは、盟約その十をもとに知恵の塔を築き上げるのが神に挑むための近道だということに気付いた。アニメはここで終わるけど、このあとどうなるんだろうか、非常に気になる!!
P.S.
ステフたん推し。