kku さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
とにかく前向きに!
おおまかにまとめると都会に住む思春期を迎える女の子が
色んな事に不安に思い生活してる中家族の事情で祖母が営む
地方旅館に住み込みで働き成長していくストーリー。
舞台が地方の旅館ということでまるで朝ドラのような雰囲気です
ドラマ仕立てでテンポ良く進み、ときにはシリアスときには
コメディ、ときにはほっこりとするストーリーに魅了されます
26話もありますがどの話も外せず観るのが止まらなくなるでしょう。
個人的には13話と18話の構成、セリフがとても良かったです
こんな話を書ける人って一体どんな人なんだろうと興味持ちました
セリフが一元的ではなく多元的な意味あいがあり何度見ても楽しめます
個人的にはこれまでのアニメの中でこれほど何度も観た作品はありません
自分のとっても特別な作品となりました
劇場版は21話と22話の間の作品で物語が最終話を迎える上で
重要な役割を果たしていますので必ず観ることをお勧めします
主人公はまっすぐで前向きでひたむきで共感がもてますが初見キャラデザインが幼過ぎて受け入れられない人が多いのではないでしょうか?
事実自分も観るまでに時間がかかったのはそのせいです。
子供のように描かれていますがそのようにキャラデザインしなきゃいけない
理由が話しが進むにつれてわかってきます
ただし幼いキャラデザなのに風呂シーン(サービスシーン?)が頻繁にあったのにも意味がよく分かりませんでした(汗
(ここから激しくネタバレ)
最終回ですが満足したという人も多いけど私のように最終話の着地点が
どうも居心地悪いと思う人も多いのは事実だと思います
家族愛をあまり知らなかった主人公が旅館生活を通じ
温かい従業員に恵まれ家族のような付き合いを描いてきたのにまた集まろうという含みを持ちつつ結果的にあっさりとバラバラになってる点です
主人公は元いた場所に戻り自分の人生を歩みますが、あそこに登場する人たちは単なる職場ではなく絆のようなものをそれぞれ感じていたはずなのでその意識をぞんざいな扱いでまとめた点がまるで魚の骨がささったかのように気にさせます