MLK さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
無題
現在、日本全国にローカルヒーローが存在し、地元の平和を守るために日々戦っている。有名なところでは、沖縄の琉神マブヤーや秋田の超神ネイガーなどが挙げられる。これらは特撮ヒーロー物のパロディとして作られているわけだが、さらにそれを題材にしたのが本作であり、天体戦士サンレッドや非公認戦隊アキバレンジャーのようにコメディではなくローカルヒーローの誕生を正面から描いたものとしては、むしろ同じくTBSで放送されていた普通の女子高生がろこどるやってみたや、ラブライブ!に近いものがある。
設定やプロットはラブライブ!を参考にしたのだろうか。登場人数やキャラクターの見た目はともかくとして、あるコンテンツが全国的に大人気で、人を集めるために素人の女子高生たちが集まってそれを作る、というのはラブライブ!一期の基本構造そのままだ。ここから仲間を集めつつショーのクオリティが上がっていくのだろう。しかし脚本は仮面ライダークウガや特捜戦隊デカレンジャーといった人気シリーズを手掛けた荒川稔久氏だ。わざわざ氏を起用したということは、何かしらの展開が用意されているはずであり、今後の展開に期待ができる。
2話視聴
厳しい。マーケティングの香りがプンプンしてきた。動きのあるヒーローショーであんな露出高い衣装は言語道断だし、子供はあんなメタな笑い理解できないし、無駄な百合展開はあるし、貧乏キャラが衣装持ちだし、テンポは悪いしで一話の良さがどこかへ行ってしまった。
準備描写をすっ飛ばしてショーに入ったのも悪手。ケイパームービー同様、こういうのは準備してる時が一番面白い。話を組み替えれば後に回せるクレイジーサイコレズの話よりもよほど必要だった。
2話で準備して3話でショー、中盤に「入れて」言えない問題という風にすると構成がラブライブと同じになるため避けられたのかもしれないが、ぽっと出のキャラクターの葛藤を描かれても思い入れのしようがない。
5話まで視聴
話にメリハリがない。青春のうわべをなぞってはいるが、何もかも足りていない。キャラ同士がかみ合っていく過程も、実際に活躍が波及していく描写も、作画リソースも足りていないために、見ている人間の大幅な脳内補完が求められる。話もハムのような薄さでラブライブはラブライブでもこれはサンシャインの方だ。9人もメインキャラを出してこんな事態に陥るならばろこどるのように人数を絞ればよかったのだ。
そして何より頂けないのはアイドル路線への変化。アクションショーで地元を活性化するはずなのに歌って踊るのが話のメインでどうするんだ。作り手のテーマが分からない。