天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ネオSFスーパー英雄(?)列伝96
1929年に制作された作品で、冒頭と最後が実写となっており、主人公の太郎くんが見る夢の部分がアニメとなっています。
ただ、この作品、アニメ部分だけの短縮版が後に発売されており、それを観ると結構印象が変わって見えますね。
内容は、汽車が大好きな太郎くんにお父さんが大人のオモチャ(違)じゃなくてオモチャの汽車を買ってきてくれた事で大喜び。
遊び疲れた太郎君は夢の中で汽車の車掌さんになっていました。
乗客は服を着た動物達で、人間は車掌の太郎君だけ・・・で、その動物達のマナーが悪い(苦笑)
2人分のスペースを一人で座り席を譲らない豚(この豚野郎)、バナナを食べて皮を通路に捨てるアホガールじゃなくてカバの夫婦、酒を飲み食べ物を食い散らかす正に牛飲馬食コンビ。
外に投げ捨てた一升瓶で路線の保守点検中の猿が負傷するのですが、追いかけようとスタートすると、ケガした猿が取り残されるという定番のオチもありますが、何故か取り残された猿が走って汽車に追いつくんですよね(って、加速装置が付いてるのか)
で、最後は猿と牛と馬と車掌で取っ組みあいになって車外に放り出される話なんですが、アニメパートよりも実写部分が意外と興味深かったです。
というか、個人的には実写部分で子供達がロープを使って汽車ごっこするシーンが気になって面白かったです。
あと、主人公の太郎くんは、お父さんが帰ってきたことで汽車ごっこから抜けて、家に帰るんですが、そのお父さん役が村田安司本人ではないかと話題になった事があるそうです。
もし、それが本当なら、動く村田安司の貴重な記録となるんですけど、どうなんでしょうね。