2010sw さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
手作り感満載の町おこし系~ -4話:良くなってきた!!-5話-最終回ww
いやー
なんだこれー?って観てみたのだけど
低予算感~!。
でもさ、予算が潤沢ならイイかというと
そうではないと想うんだわ。
できることをやってるかってこと。
そういう意味で自分は好きかも。
グッときたのは劇伴の音楽ね。
演出なのか予算なのか、うわエフェクト少ねー!って。
ほとんど生音じゃん~
1話の舞台も手作りだから
それに合わせたのかな?
でもなんか良いと感じたんだ。
(エフェクト多ければいいってことじゃないけどさ)
全体的に手作り感。
どうなるのか見てみたい。
僕の住んでるトコロの隣町では
お祭りで400年続いた田舎歌舞伎をやるんだ。
町内持ち回りで若衆が1年かけて手作りで
巨大な舞台装置を作り野外で歌舞伎をやるのです。
それはそれは大変なのを見ているから
この物語も凄くリアルに感じてしまう。
よくやたー!とか思っちゃう。
そうそう、その町の高校の吹奏楽の
演奏会観に行ったのよ。
そしたら演奏はうーんってな感じだったのだけど
演出でダンスが入る場面があって
一人キレキレの女子が居たんだ。
動きが全然違う・・・
もう表情も動きも引き込まれる感じ。
ああ、こういう娘がアクションヒーローやるんだな!って。
だからいっそうリアルなのよ。
この感想は、
そういう感覚の無い人には、
こいつなに言ってんの?だと思うけど、
”手作りで頑張ってる感”
”あるかも感”を
くみ取り感じられる人は、楽しめるかもと
自分は言いたい。
というか試してみてください・・・
ダメだったらごめんねー
神作画+神クオリティも好きだけど
僕はスタッフの頑張ってる感が感じられるのも好き。
最近だと一番衝撃をうけたのはケモフレ。
あとで予算の少なさと制作状況知って泣いた。
話題になってすごくうれしかった。
ーー追記:4話ーーー
良くなってきた!
自分、本書いてくれと頼まれることあるんだ。
でもそのとき、何のためにとか、他にも書ける人は
沢山いるのに、プロでもない自分が書く意味があるのか?
って考える。自分、本業があるから書かなくても
食うのには困らない。むしろ書かないほうが楽なわけ。
でも納得できる意味や意義があるなら引き受ける。
睡眠時間やシゴト時間を削って、私財を使って取材する。
自分に出来ることは全部やらなければならない。
で
この物語には、そういう何の為にとかいう理由と努力と
献身と必然と、そして神が思召したかのような出会いと
そういうのがあるのよ。好きだからってのはある。
でもそれだけじゃ人は集まらない。使命感とか
そういうものがないと強くなれない。
はっきりとは表現してないけれど、それがあるのがいい。
商業主義の匂いとか感じる人は見なければいい。
でも、そうじゃなく彼女たちが物事をやる理由を見いだせる人は
楽しめると想う。予算が無い、時間がない、チカラが無い
。。それは現実でもお約束。それでも進める彼女たちの
根底には何があるのか?ってことだ。それが私くらいの
オッサンになるとくるのよ。じわじわと。
4話は良かった。なるほどココか!ココで来たのか!
ってのがある。自分は北海道出身だけど自転車旅行で
立ち寄った四国のミカン畑が目に浮かんだ。
北海道の冬なんて雪で真っ白だ。なのにココは
ミカンがなっている...
深いです。熱いデス。見守らないわけにはイカないのです。
-5話--
現代アーティストとして高い評価を得ている村上隆氏が言うには、
現代芸術を理解するには”文脈が要る”と言う。
文脈とは説明ってことだ。作品の意図や意味するところを
文章な音声で理解しないとわからないという。
それにより、(村上氏の作品ではないが)便器にサインしただけ
のものが美術館に展示されたりするわけだ。
この物語は、その文脈を描いている。
キャラ達の背後にあるものを、丁寧にゆっくりと。
決して背伸びした展開でなく、等身大の進み方だ。
それと、仲間たちと一喜一憂して進んでいくことの
楽しいこととか嬉しいこととか。
なんか、これのショーあったら
年甲斐もなく観に行きたいぞ。
はずかしいからツイタテの横からそっとナー。
文脈を知ってるからカンドーしそうな
予感がする~
--最終回--
王道展開だったww
魔法とか超能力とかも一切無し
なんかもうこれは、エンタティメントを目指す人の
”教材”といっても過言じゃないと想う。
観る人、中の人、作る人になりたいすべての人に。
あ、ツッコミ入れたい人にもだ・・・