◇fumi◆ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
主人公と可愛い妖精兵たちのラノベ的戦争アニメ
2017年放送のテレビアニメ 全12話
原作 枯野瑛 監督 和田純一 構成 枯野瑛 キャラデザ 今西亨
制作 サテライト C2C
妖精のような女の子たちに囲まれた若い軍人というビジュアルの作品。
舞台は相当未来のようだが、追い詰められた状態のため、
20世紀初期のヨーロッパのような街並みで、亜人が闊歩している。
妖精のような少女たちは保育園のような部屋(相当広い)で遊ぶシーンが多い。
タイトルからして、終末戦争か何かが起こっているのだろうとは想像できた。
ただ、なにか登場人物のセリフに古臭いというか、雑な書き飛ばしのような無意味さを感じてしまっった。
ビジュアル設計はよくても、絵からは何も感じるものは無い。
{netabare}原作のラノベ作家が脚本のようだから、原作そのものなのか、
それとも、脚本家としてその域に達していないのか?
惜しいといえば、妖精たちや浮遊都市の設計が綺麗だということくらい。
終末観も全く感じられない、保育園の描写のように見えてしまった。
悲劇的ストリーなのだろうか?
世界観はともかく、会話にもう少しリアルが感じられたら・・・
なんか、声優も困ってるような脚本に感じられる。
ヒロイン「クトリ」のビジュアルは魔法少女とメイドのかけ合わせのよう。
アゲハのような羽で空を飛ぶが、その飛行状態の描写も適当のような。
たぶん、アゲハの飛び方を一切観察していないと思った。
いろいろ微妙な作品で、ラノベの悪いところが出たように見え、
自分には合わなかった。
一番の原因は主人公「ヴィレム」のセリフにまったく共感できなかったこと。{/netabare}
細かいことだが、タイトルが長すぎて何話を観ているのか分からなくてイライラしてしまった。