こたろう さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ツンツンデレツン、ツンデレツン♪
ジャンルとしては妖怪モノになるのでしょうが、登場人物は人間の姿のままなのでオドロオドロしさはありません。
雰囲気は普通の異能力バトルといった様相です。
妖怪と人間が共存して暮らす町での、若き町長と仲間達の物語。
ありきたりな感じはありますが、設定は面白いです。
妖怪や半妖が安心して暮らせるために作られた歴史ある町と神木を、敵から守るための戦いがストーリーの中心。
妖怪も様々なタイプがあり、バトルの方法もバラエティに富んでいて、その点では面白いです。
お話自体は可も無く不可も無く。無難に仕上がってますが、どこかで見たような展開で、正直全然面白いとは思えませんでした。
キャラクターも、使命と友情の狭間で葛藤しているのはわかるんですが、あまり深堀りはされておらずイマイチ感情移入できない。
もう一歩踏み込んでいればもっと魅力的になりそうなのに、4人分のエピソードとバトルの方に尺を使って足りなくなっているのが惜しいです。
演出面では、キャラ同士の何気ない日常会話がイイ味を出しています。軽妙でテンポがいい。
事務所での無駄話とか、ラーメン屋でのボケとツッコミとか、ラジオドラマのコントのようなノリです。
プレスコアリングで撮られているので、この点は強み。
ただ、基本的にバトルものなので、会話劇が活きるシーンが少ないのが玉に瑕ですが。
全体的に悪くはないのですが、特にオススメできるところもあまりない平凡作。
バトルものが好きな方なら、ご視聴もアリかもしれません。
印象の残るものがあまりありませんが、
「ツンツンデレツン~♪」の”町歌”だけはやけに頭に残りますw