タック二階堂 さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 1.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
尺足らずの高校生クイズ番宣アニメ。
要するに高校のクイズ研のお話。
途中までは、このレビューのタイトルを
「クイズにかける青春」にしようと思っていたの
ですが、初回終盤の深見真理の長ゼリフで
考えが変わりました。
聞くに耐えないレベルの大根役者。
小学生の学芸会じゃないんだから…
川島海荷は可愛いし、罪はありませんが、
どうして声優をさせようと思ったのか。
餅は餅屋という言葉があるように、得手不得手を
考えた起用をするべきだと思います。
もちろん、これは本家・高校生クイズ選手権と
このアニメのコラボ→総合司会の桝太一アナが
司会の「zip」も巻き込む→「zip」で一緒に司会
している川島海荷を起用、という流れなのは容易に
想像つきますし、元請けからの強いプッシュで
逆らえないのも分かります。
でも、仕上がりがこれでいいのか?というのは
なかったのかということです。
枠組みが変えられないなら、その枠組みの中で
どこまでの納品ができるのか、ということ。
残念ながら、初回はそれは出来ていませんでした。
内容は初回としては文句なし。
「全国高校生クイズ選手権」を主催する日テレ
だからこそできる作品であるように思います。
それだけに、ヒロインのCVにガッカリ…
川島海荷の演技に耐えられるかが視聴継続の
ポイントになりそうです。
=======第2話視聴後、追記です。
クイズ研究会のオリエンテーリング的なイベント
として、近くの高校にクイズしに行く話です。
「ああああ、僕にはできないよー。ボタンなんて
無理だよおー」君がなぜか覚醒するわけですが、
そんなことよりヒロインのCV。初回よりも酷い。
しかも、腹が立つのは次回予告枠のCパート、
桝アナの出てくるところは、まだマシなとこ。
いやー、ホント声優って大事だなってことを
痛感させられている作品。中学の同級生のゆきっち
(M•A•O)との落差が大きいったらないです。
せっかく面白いのに、ホントもったいない。
=======第3話視聴後、追記です。
今回は棒がセリフあまりなかったので、逆に
他の要素に目が行く感じでした。
まあ、とにかく主人公がホントにウジウジメソメソ。
「ええええ、そんな…僕には無理だよぉ><」
のわりには、サクッと難問を答えるというね。
予選敗退したのに、決勝のデキルクンがちょっと
答えに詰まったら、脇からボソッと答えを
言っちゃう始末。で、マナー違反で退場。
ホント、こういうタイプの主人公が多いよね。
もっと普通のキャラ設定じゃダメなのでしょうか。
(いや、別にオラオラのウェイにしろって
言ってるわけでもないけど)
棒の演技、主人公のウジってる性格。
気に入らないファクターがWであると、今後の
視聴継続は悩ましいところです…
=======第5話視聴後、追記です。
棒は棒のままですが、まあそれはそれとして、
展開に広がりがなくなってきたのが…
目標が自分たち専用の早押し機を持つ(作る)ことに
なってきている感じです。
テーマのクイズに関しては、隣のクイ研が練習試合に
来るということぐらいしか出来ないですよね。
まあ、じゃあ広がりを出すかというと、このテーマで
アイデアはないのですが…
ライバルもあまり広げすぎると散漫になるし。
結局、最終目標は「高校生クイズ選手権」なんでしょう
けど、すでに5話なのに、まだこんなことやってる
ようでは1クールで到達しそうもないです。
逆にそこまで行くようなら、これからだいぶ駆け足
展開になるんじゃ…
いろいろなファクターが全て少し足りない印象。
あ、ヒロインの声と演技はだいぶ足りませんが…
=======第6話視聴後、追記です。
すでに棒の演技がどうということよりも、
ストーリーが面白くなくなってきて、視聴継続が
ギリギリ耐えているといった感じになってきました。
出落ちの猫耳メイドコスは、まあ百歩譲って良しと
しても、部長兄妹と、芦屋や御来屋にゲーセンで
偶然会うってのはねぇ。偶然です偶然www
で、無理やりライバルを出現させるために、
チンピラに絡まれるわけです。
こういう力技のストーリー展開って、なんか観ていて
白けてしまうんですよね。じゃあ、クイズの楽しさを
活かしているかというと、そんなこともなく…
アーケードゲームのクイズで、カードの空間が見えて
いる範囲が大きいから答えは「May」って、そんな
テクニックがクイズ大会に必要なの?www
次で継続するかどうか判断ってところです。
=======第7話視聴後、追記です。
深見さんがクイズにハマる過去の回想シーン。
棒に幼少期のセリフを言わせないという荒技に
思わず笑ってしまいました。兄は喋っているのにね。
例会エントリーと、女子校キャプテンの弟の
男の娘登場という展開のある会でしたが、
ちょっと内容は面白そうな感じです。
ただ、なんかテンポが悪いというか…
例えば押しボタンが完成したけど、音が猫だの
なんだのの鳴き声で、というボケのシーンとか、
演出の問題なのか…
=======第10話視聴後、追記です。
うーん、延々と女子校での例会が続いていますね。
1クールだとすると、例会で終わりそうですね。
原作の評判が良いですが、ことアニメだけを
観ていると、なんともテンポが良くなくて、
面白さを出し切れているとは言いがたいです。
なんというか、10話まで来ても、まだストーリー
のとば口という感じ。
=======最終話視聴後、感想です。
思った通り、例会で終了でした。
優勝は笹島先輩という結果自体は、まあ納得。
男の娘が引っ掻き回して終わるという内容。
原作未読なので分かりませんが、これは到底
1クールで終わる内容ではないですね。
なので、最終回はDパートまで使ってギリギリ
終わらせたという印象。いろいろすっ飛ばして
むりやり尺に収めたなあと。
では2期があるかというと、もともと日テレの
「高校生クイズ選手権」の番宣的な意味合いが
大きい感じなので、作るとも思えません。
2期がないということ前提で評価すると、
非常に厳しいものにならざるを得ません。
題材は悪くないし、脚本を上手にこなせば、
かなり面白い作品になったかなあと思うので、
いろいろな大人の事情で振り回されて、原作者や
そのファンが気の毒だなぁと思いました。