oneandonly さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
作画、キャラデザによる掴みの重要さを感じつつ
世界観:5
ストーリー:7
リアリティ:3
キャラクター:8
情感:6
合計:29
オタク高校生「安芸倫也」が、ある日桜舞い散る坂道で運命的な出会いをしたのは、クラスメイトで目立たない普通の少女「加藤恵」だった。
恵をメインヒロインにしたギャルゲーを制作しようと考えた倫也は、原画担当に金髪の幼馴染「澤村・スペンサー・英梨々」を、シナリオ担当に学年一の先輩優等生「霞ヶ丘詩羽」を巻き込み、同人サークル“blessing software”を立ち上げる。
そこに音楽担当となる従姉妹「氷堂美智留」を加え、ようやく彼らのギャルゲーは一つのルート完成までこぎつける。
2カ月後に冬コミを控えた倫也たち。果たして無事にゲームを完成させることができるのか?!本格的青春グラフィティ再び、ここに開幕——。
(公式サイトより)
1期を見終わって、今見ないとそのままになってしまいそうだったのと、今期(2017年春)のアニメということで視聴してみました。
{netabare}1(0)話の水着回の場所は、ヒルトン東京お台場(旧ホテル日航東京)ではないですか。何回か行ったことがあって、背景を見ているだけで気付きました。ということで、個人的に掴みはOK。
1期で気になった他作品とのキャラ被りについても、それぞれのキャラが立ってきて問題なくなりました。英梨々はスランプに陥ったり、詩羽は添え物扱いされたり、惠は倫也を避けるようになるなど、シリアス要素もありました。
脚本よりも絵の評価のほうが高いというのはリアルだと思います。美しいグラフィックに慣れてしまうと昔のゲームができないように、最近のキャラデザの可愛い作画に慣れてくると、昔の作品を見ようという気になりにくいというのは正直ありますし、情報の溢れた社会でキャッチーさというのは非常に重要となりますからね(もちろん、名作になるにはそれに加えて物語がしっかりしている必要はありますが)。
最終話では英梨々と詩羽が倫也のサークルに戻るというご都合展開を危惧しましたが、倫也が二人の大きなチャンスに対して前向きに送り出したのは好感。指定席予約をしていた新幹線が行ってしまうというオチはありましたが、遅刻で済むでしょうからね。{/netabare}
1期よりもシリアスな構成で、ハーレムが設定として馴染んでくるに従って、リアリティ面の評価値は改善。扇情的な作画は磨きがかかり、最終話では{netabare}キスシーンも解禁されましたが{/netabare}、こちらの観点でも1期より楽しめたように思います。もう同人サークルではなく、一夫多妻サークルでいいんじゃないでしょうか?(笑)
音楽は、1期OPのほうが好きですが、2期OPも徐々に良くなってきました。
(参考評価推移:3話3.3→5話3.5→11~12話3.6)
(2017.6~7視聴)